先日、日本青年館ホールに宝塚宙組公演「不滅の棘」を観に行きました。
「山椒魚戦争」で日本でも知られるチェコの作家カレル・チャペックの戯曲「マクロプロス事件」をミュージカル化した作品で、以前に春野寿美礼と瀬奈じゅんコンビが演じた時には評価が高く、私の家内もとても観たかったそうですが、残念ながらチケットが取れなかったらしい。
主人公は父親が創った薬を飲まされて不老不死となった男性エリィ(愛月ひかる)。16世紀の終わりに生まれたエリィは19世紀のプラハで歌手となっていたが、そのエリィに恋をしたのは男爵家の令嬢フリーダ・プルス(遥羽らら)で、不死の人間として孤高の人生を歩んでいるエリィはフリーダと距離を置くつもりが、純粋なフリーダに惹かれ結ばれてしまう。
それから100年後の1933年のプラハ。4代前から続いているフリーダ・プルスの遺産相続裁判の判決がいよいよ下される事になり、原告であるフリーダ・ムハ(遥羽らら)の敗訴が濃厚な中、プラハ公演に訪れたハリウッド・スターのエロール・マックスウェル(エリィ)がフリーダの弁護士の元を訪ね、フリーダが正当な相続人である証拠の存在を告げる。
舞台も衣装も白で統一されていて、テーマは望んでもいない不老不死を手に入れた人間の底知れぬ苦悩と絶望と愛の物語。
抽象化された様式美とテーマが上手くマッチされていて、重いけど良い舞台だったと思います。
「山椒魚戦争」で日本でも知られるチェコの作家カレル・チャペックの戯曲「マクロプロス事件」をミュージカル化した作品で、以前に春野寿美礼と瀬奈じゅんコンビが演じた時には評価が高く、私の家内もとても観たかったそうですが、残念ながらチケットが取れなかったらしい。
主人公は父親が創った薬を飲まされて不老不死となった男性エリィ(愛月ひかる)。16世紀の終わりに生まれたエリィは19世紀のプラハで歌手となっていたが、そのエリィに恋をしたのは男爵家の令嬢フリーダ・プルス(遥羽らら)で、不死の人間として孤高の人生を歩んでいるエリィはフリーダと距離を置くつもりが、純粋なフリーダに惹かれ結ばれてしまう。
それから100年後の1933年のプラハ。4代前から続いているフリーダ・プルスの遺産相続裁判の判決がいよいよ下される事になり、原告であるフリーダ・ムハ(遥羽らら)の敗訴が濃厚な中、プラハ公演に訪れたハリウッド・スターのエロール・マックスウェル(エリィ)がフリーダの弁護士の元を訪ね、フリーダが正当な相続人である証拠の存在を告げる。
舞台も衣装も白で統一されていて、テーマは望んでもいない不老不死を手に入れた人間の底知れぬ苦悩と絶望と愛の物語。
抽象化された様式美とテーマが上手くマッチされていて、重いけど良い舞台だったと思います。
コメント