宝塚宙組公演「WEST SIDE STORY」

東京国際フォーラムに宝塚歌劇宙組公演「WEST SIDE STORY」を観に行きました。

元々は今更言うまでもない大ヒットしたブロードウェイ・ミュージカルで、以前にも宝塚で上演されましたが、2018年は音楽を担当したレナード・バーンスタインの生誕100周年にあたるということで、また新しい宝塚歌劇版のウェストサイド・ストーリーとなっているそうです。

私は本場のミュージカルは知りませんけど、ナタリー・ウッドがマリアを演じた映画と、以前に宝塚で上演した舞台は観ているはず。しかし細かい所の記憶がない。

今回の「WEST SIDE STORY」を観て、あまり宝塚向きじゃないなと思いました。

個人的には悪くないと思いました。原作に忠実で楽曲も知っている曲ですし、ウェストサイド・ストーリーの世界観がよく出ていたと思います。

ただ、宝塚ミュージカルはトップスターとヒロインが歌って踊って、他の出演者はそれを盛り立てるというような構成が一般的ですので、トップコンビの出番がやや少ないように思えるこの作品は、そういう点であまり宝塚的でなかったように思います。

もっとも、そういう宝塚のお約束にこだわらない私のような観客には、ジェット団やシャーク団のダンスシーンなどは迫力があったし、全体的に上手くまとまっていて良かったのではないでしょうか。

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