宝塚花組公演「ポーの一族」

東京宝塚劇場に宝塚花組公演「ポーの一族」を観に行きました。

名作の呼び声高い萩尾望都のマンガ「ポーの一族」を、宝塚で舞台化したミュージカル作品です。

原作を知らないと分かりづらいのではないかと、観劇する前に家内が言っていましたが、原作マンガを読んでいない私でも特に分かりづらいということはありませんでした。





「ポーの一族」と名乗る吸血鬼(バンパネラ)たちの長老女性ハンナに、妹メリーベル(華優希)とともに命を救われた少年エドガー(明日海りお)は、血族が村人たちから襲われて壊滅する前に、意に沿わないながらバンパネラの大老により14歳の若さでバンパネラとされてしまう。

生き延びた「ポーの一族」のポーツネル男爵(瀬戸かずや)とその妻シーラ(仙名彩世)を養父母としたエドガーは、自らの手でメリーベルをもバンパネラとし、各地を放浪する貴族の子として生きてきた。

長い年月が過ぎ、とある港町を家族とともに訪れたエドガーは、その地で少年アラン(柚香光)と出会う。


吸血鬼を題材にした物語によくあるように、全体的にどこか耽美的な雰囲気を漂わせています。

宝塚ミュージカルでは、ヒーローとヒロインのロマンスを巡る物語が殆どですけど、少年エドガーが主役ではそういうストーリーは難しく、この作品も全体的には愛をテーマにしているようですけど、男女の愛というのとは少し違っているようです。

宝塚的にどうなんだろうと思いましたが、意外と違和感はなく、面白い作品だったと思いました。





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