映画「グレイテスト・ショーマン」 面白かった

映画「グレイテスト・ショーマン」を観ました。

19世紀に活躍した実在の興行師フィニアス・テイラー・バーナム(P・T・バーナム)を主人公にした、ヒューマニズムと愛に溢れたミュージカルです。

貧しい生まれのバーナム(ヒュー・ジャックマン)は、上流階級の令嬢チャリティ(ミシェル・ウィリアムズ)と恋に落ち結婚する。

ニューヨークで妻と二人の娘に囲まれて、貧しいながら幸せな日々をおくっていたが、勤めていた会社が倒産した事から、興行の世界に入り奇抜なアイディアと実行力で成功を収めていく。





主演のヒュー・ジャックマンが予想した以上に歌もダンスも上手くて驚きました。

映像や音楽には迫力があり、物語のベースには愛があって、人生の成功と挫折とそれを乗り越える仲間がいて、バーナムの娘二人も可愛くて良かったです。

19世紀のアメリカが舞台ですので、階級的な差別が露骨にあり、バーナムのショー自体も差別を受けている小人症の男性や異常な大男、髭の生えている女性歌手、全身刺青の男などを見世物にして人気を集めていく訳ですけど、そういうショーを見世物として捉えるのか、世間から隠されて影の中で生きてきた人たちに光を与え、誇りをもって生きていく道を示したと捉えるかで、印象が大分変わってきます。

もちろんこの映画の中では後者の方で、差別に立ち上がる人たちの姿が、トランプの主導する今現在のアメリカに対する抗議にも重なって見えて、色々と思うところがありますね。

ただそんな風に穿った見方をしなくても、単純にエンターティメントとして楽しめる、いかにもアメリカ的な明るくゴージャスなミュージカルで面白かったです。





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