プラド美術館展に行ってきました

上野の国立西洋美術館に「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」を観に行きました。

スペイン王室の収集品を核に開設されたプラド美術館は絵画作品が多くを占め、更に作品はスペイン人の画家の作品やスペイン王家や貴族が収集したスペイン所縁の画家の作品が多いことが特徴となっています。

確かにルーブル等の他の大きな美術館では、収集・展示品は年代も地域もジャンルも多岐にわたっている場合が多いのですけど、プラド美術館はスペイン絵画の美術館という色彩が非常に濃いようです。

今回の目玉はベラスケスの作品で、「王太子バルタサール・カルロス騎馬像」など肖像画の数々が出展されています。

なかなか重厚な画風の作品が多い展覧会ですけど、一方でどうも似たような印象の作品が多く、また宗教画はキリスト教に関する知識がないと理解が難しい場合が多いので、今回の展覧会は個人的には少し重たいかな。

17世紀頃の絵画は全体に暗く、私自身はもう少し華やかな画風の方が好きですね。

ただ驚くほど混雑しているわけではありませんので、じっくりと作品を鑑賞できるのは良いと思います。





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