宝塚宙組「天は赤い河のほとり / シトラスの風-Sunrise-」

東京宝塚劇場で宝塚宙組公演「天は赤い河のほとり / シトラスの風-Sunrise-」を観劇しました。

「天は赤い河のほとり」は大分昔の同名の少女マンガをミュージカル化した作品になります。

現代の女子高生・鈴木夕梨=ユーリ(星風まどか)は、ヒッタイト帝国の皇妃ナキア(純矢ちとせ)の魔術により現代の日本から古代ヒッタイトにタイムスリップさせられ、ヒッタイトの次の皇帝に即位すると噂される第3皇子カイル(真風涼帆)を屠るための生贄にされそうになるところを、当のカイルにより救われる。

カイルはユーリを自分の側室だと偽って傍に置き、隣国ミタンニとの戦に同行させるが、そこで劣勢のヒッタイトのために戦ったユーリによりヒッタイトが勝利し、ユーリは戦の女神イシュタルだとして、ヒッタイトの人々に崇拝されるようになる。

いつしかお互いに惹かれあっていくカイルとユーリだったが、ナキアは自分の産んだ皇子に皇位を継がそうと陰謀を巡らしていた。


なんて言うような物語ですけど、私は原作を知りませんが、相当長く壮大な話のような気がします。

意味は通じましたが、些か唐突な話の展開という気がしました。

これってコメディ?と思う場面もありましたが、こういう先の分かりやすい展開の方が宝塚には向いているような気がしました。


ショーの「シトラスの風-Sunrise-」は、初代宙組トップ・姿月あさとのイメージが強くあって、それと比較してしまって少し残念だったというのが、姿月あさとファンだった家内の意見でしたが、私は良かったと思いました。

宝塚らしい鮮やかさが感じられたように思います。

ただ、トップスターの歌唱力という点では、家内の言う通りでしょうね。でも、これは仕方がない。


コメント