縄文1万年の美と祈り 特別展

先週の土曜日に、東京国立博物館に「縄文1万年の美と祈り 特別展」を観に行きました。

夏休みが始まったばかりの土曜日ということで、ものすごく混雑していたら嫌だなと思って早めに行って並びましたけど、それ程でもなかったのは良かった。





縄文時代は約15,000年前から約2,300年前までの、約1万年もの長い間続いた時代ですが、今回の「縄文展」では主に縄文土器が展示されています。

意外だったのは、思ったよりも日本全国から同じような形の土器が出土されていることです。東日本のものが多かったですけど、鹿児島や沖縄のものも展示されていました。

あんなに大昔でも情報の伝播があったんでしょうね。

私は寡聞にして縄文土器と同じような形の土器が、日本以外で出土された事を聞いたことがありませんが、日本の縄文時代特有の土器や土偶が日本列島の中だけで作られていたとすると、何だか日本人ってすごいなと思ってしまいます。

縄文時代と同時期の他国の出土品を展示したコーナーがあって、そこに中国やインド、中近東やヨーロッパの物も展示されていましたが、流石に中国やインドの物は洗練されていて、文化・文明の発達の違いを感じました。

ただ、縄文土器にはエネルギーを感じて、こういう力強さというのがあまり日本的でないと言うか、そんな風にも思いました。

これだけ沢山の縄文土器を見る機会はなかなかないので良い経験でした。





コメント