宝塚雪組「凱旋門 / Gato Bonito!!」

東京宝塚劇場に宝塚歌劇雪組公演「凱旋門 / Gato Bonito!!」を観に行きました。

「凱旋門」は「西部戦線異状なし」で有名な作家レマルクの原作小説を宝塚でミュージカル化した舞台で、かなり昔に轟悠主演で雪組が演じたそうで、家内に言わせると私も一緒に観たらしいのですが、どうにも情けないことに全く記憶にありません。

今回の舞台も、主演は今は専科の轟悠がしています。宝塚のような組ごとにトップスターを置いて舞台を作るシステムでは、あまり例外のような舞台にしないほうが良いような気がしますけど、この作品は轟さんに他生の縁がありそうなので、まぁ仕方がないのかな・・・。

物語は第二次世界大戦前夜のパリを舞台にして、いよいよフランスにも忍び寄るファシズムの足音と、故国での迫害から逃れてパリにたどり着いた亡命者たちの不安を、ドイツからの亡命者で外科医のラヴィック(轟悠)と彼に命を救われた女性ジョアン(真彩希帆)との恋を絡めて描いています。

全体的に暗い世相をうまく表していて、よく出来た舞台だったと思います。





ショーの「Gato Bonito!!」は、打って変わって明るい賑やかな舞台。猫が主題のようですが、全体的にラテンのノリで、ここまで賑やかな感じのショーも珍しい印象ですけど、主張がはっきりしていてよかったと思います。





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