特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」

昨日、上野の東京国立博物館に特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」を観に行きました。





平成館2Fの特別展示室第3室と第4室での開催ですので、通常の特別展の半分のスペースでの展示になります。それもあってか土曜日だと言うのに案外と混んでいませんでした。

展示物は少なくとも、普段拝観することが出来ない秘仏が間近で拝観できるというのは、本当にありがたいですね。

今回の展覧会では、義空上人によって開創された大報恩寺の秘宝とともに、「北野経王堂一切経」や「傅大士坐像および二童子立像」など今は失われた北野経王堂ゆかりの文化財が展示されています。

この特別展の目玉のひとつが、快慶の弟子・行快作の重要文化財で大報恩寺の本尊の秘仏・釈迦如来坐像です。

大報恩寺に参拝してもまず公開されていませんし、公開されていてもお寺では遠いし暗いしで良く見えませんが、こうして展覧会になると間近で拝見できます。

とても綺麗な釈迦如来像でした。

また、快慶作とされる重要文化財・十大弟子立像が展示されていて、これが素晴らしかったですね。

特に目犍連(もくけんれん)像のリアリティは、まるで生きている人のようでした。

そして定慶作の六観音菩薩像は、中世に遡る六観音で光背・台座まで完存する唯一の作例だそうで、そういう貴重な観音像を本当に間近でゆったりと拝見できて良かったです。





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