魔術師ニコロ・マキャベリ

 マイケル・スコットのファンタジィ小説「魔術師ニコロ・マキャベリ」を読みました。

 「錬金術師ニコラ・フラメル」に続くアルケミストの第2作目。

 アブラハムの書により古のダーク・エルダー族を蘇らせて、地球を彼等の手にゆだねようと画策する魔術師ジョン・ディーの魔手を逃れて、フランス・パリに行き着いた錬金術師ニコラ・フラメルと金銀のオーラをもつ双子ソフィーとジョシュを待ち受けていたのは、ディーよりも危険な男と称されるニコロ・マキャベリだった。

 世界を救うのか滅ぼすのか、突然入り込んでしまった不思議な世界に戸惑いながらも強力な魔力に目覚め始めた双子の姉弟と、人類を救いたいと願う魔術師。

 お互いにどこか信じきれないで一緒に行動しながら、敵の魔の手を何とか潜り抜けていくという正統派の冒険ファンタジィで、ジュブナイルらしいストレートな展開が楽しい作品です。
 
 なかなか面白いので、続編が出るのが楽しみですね。

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