映画「プライスレス 素敵な恋の見つけ方」

 2006年製作のフランス映画「プライスレス 素敵な恋の見つけ方」をDVDで観ました。

 玉の輿を狙う現金な女性イレーヌ(オドレイ・トトゥ)は、裕福な恋人と宿泊したビアリッツの高級ホテルのバーで、ウェイターのジャン(ガッド・エルマレ)を億万長者と勘違いして一夜をともにしてしまう。

 その1年後に同じホテルでジャンと再会したイレーヌは又ジャンと関係を持つが、それを恋人に知られて別れ話となり、ジャンの元に駆けつけたものの、そこでジャンが貧しいウェイターであることを知る。

 新たな標的を探すのに懸命なイレーヌの前に、イレーヌに夢中となったジャンが現れるが、イレーヌにはお金の無いジャンの相手をするつもりは全くない。

 それでもイレーヌの気を引くためにジャンは全財産をイレーヌにつぎ込む。ついには一文無しになってイレーヌの元を去ろうとするジャンだが、今度は彼が金持ちの未亡人(マリ=クリスティーヌ・アダム)に拾われて・・・。


 何だか「百万長者と結婚する方法」のような考えの女性と、彼女に振り回されているうちにジゴロのようになってしまう男を描いたロマンチック・コメディ。

 全体的にフランス映画らしいシャレた雰囲気があって、こういうコメディでもお国柄を感じるものですね。

 最初はジャンが億万長者のふりをしたり、正体がバレてからはイレーヌに貢ぐような展開になって、ちょっと今ひとつかなと思いましたが、ジャンがジゴロみたいになっていき、それを見てイレーヌの気持ちが少し揺れるあたりから話が面白くなりました。

 なかなか良かったですね。


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