坂東三十三ヶ所霊場巡り(その12)と真壁のひなまつり

 小雨そぼ降る中、真壁のひなまつりと坂東三十三霊場の第二十四番札所、雨引山楽法寺、通称雨引観音に行って来ました。

 6年越しとなった坂東霊場巡りも始めのうちは順調でしたが、だんだんと交通の便の悪いところが増えてきて、クルマで出かけるには大した事はありませんが、極力電車とバスと徒歩で行こうとしている私達には、厳しい場所が増えています。

 雨引観音も昔はバスが通っていたようですが、今は路線バスは廃止となり、麓から険しい山道を歩くか、タクシーを使うか、または2月の初旬から3月の初旬まで約1ヶ月開かれている「真壁のひなまつり」の時期にだけ雨引観音に寄るバスに乗るしか方法がないようです。

 今回はJR水戸線の岩瀬駅まで行き、そこから真壁体育館まで行くバスに乗りました。時間は30分弱といったところ。普段はマイクロバスのような小さなバスが運行しているようですが、ひなまつりのシーズンは大型の臨時バスが走っています。

 雨引観音に寄るのは、真壁から岩瀬に向かうバスだけですので、まずは真壁のひなまつりを見学しました。


お店の2階に飾られた雛人形

 真壁は昔ながらの土蔵や町並みを残す町で、お店や商家だけでなく普通のお宅でも外から見学できるように雛人形を飾っています。およそ160軒ほどが参加しているみたいで、江戸時代から伝わる雛人形から最近のものまで、多種多様なお雛様が堪能できます。


昭和初期の雛人形




お内裏様とお雛様


 小雨が降ってあいにくの天気だったのですけど、名物のすいとんを食べたりしながらゆっくりと町を散策するのも楽しいです。

 但し、今回はひな祭りよりも観音巡りが主題ですので、真壁はお昼で切り上げて雨引観音に寄るバスに乗りました。


●第二十四番札所 雨引山楽法寺 拝観料 無料

 真壁体育館を出たバスは、しばらく走るとなかなかの山道に入ります。舗装された車道ですがそれ程広い道にも思えず、また急な坂で、ここを歩いて参拝するのは相当きつそうな感じです。正直バスがあるシーズンでないと参拝は難しそう。ありがたいことにバス停は雨引観音の駐車場にありますので、とても楽でした。

 観音様をお祀りするお寺ですが、安産・子育ての寺として信仰を集めているということで、赤ちゃんを抱いたご夫婦やご家族が沢山お参りに来ていました。もちろん皆さんクルマで来ています。

由緒正しそうな山門


 山門をくぐり、階段を昇った先に本堂があります。





 境内には孔雀などが放し飼いになっていて、目の前を歩いていきます。少し変わった風景という感じですね。




 後ろ向きながら羽を広げたところも見られて、なかなか面白い経験でした。






 前回までの霊場巡りブログはこちら
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 一番~四番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 五番~八番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 九番~十一番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 十三番~十四番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 十二番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 二十九番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 十五番~十六番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 十七番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 十八番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 二十番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 十九番





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