坂東三十三ヶ所観音霊場巡り その15

 坂東三十三ヶ所観音霊場巡り、今日は千葉県木更津市にある第三十番札所の高倉観音に行って来ました。三十一番札所の笠森観音にも寄るつもりでしたが、バスの時間の都合でこちらは諦めて、今日は高倉観音だけです。


●第三十番札所 平野山高蔵寺 拝観料 無料

 JR内房線の木更津駅からバスで30分弱の高倉観音下バス停から徒歩10分というのが、交通案内に載っていましたが、これでは高倉観音から笠森観音に行くには時間的に厳しい。そもそもバスの本数が絶対的に不足しています。しかし家内が、浜松町・東京駅からの高速バスを発見。鴨川・亀田病院行きの高速バスで、かずさアークというバス停で降りると近いらしい。

 東京駅9:15発のバスに乗り、10:20頃にかずさアークに到着。ここからおよそ20分歩いて高倉観音に到着です。道が今ひとつはっきりしなかったけど、どうも高倉の交差点から高倉観音下バス停に向かう途中の床屋さんの横の道を入っていきます。何か案内みたいなものが出ていれば分かりやすいけど、多分歩いて参拝する人はそんなにいないんでしょうね。

こんな感じの道に入ります


 山道とまでは言いませんが、雑木林の中を抜けていくと高倉観音の駐車場の所に出ます。

幅がなくて掴まるところもなくて登るのが大変な階段


 山門を抜けると真正面に本堂があり、なかなかコンパクトな感じのお寺さんですが、色々と工夫を凝らしていっるみたいです。


いい感じの山門


 本堂が高床式と珍しい様式で、本堂の下で観音浄土巡りが出来るようになっています。お寺の拝観料は無料ですが、こちらは一人300円です。夫婦円満と子宝に恵まれるご利益があるという男根を象ったものがあります。お寺さんなのに少し珍しいものがありますよね。

高床式の本堂。この下に観音浄土巡りがある


 でもすごいのは、この地下から本堂まで突き抜けてご本尊の正観音像が祭られていることです。今年は午年ということで、本堂でも観音様が御開帳となっていましたが、この本堂の地下に行くと観音像の全身が拝めます。けっこう感動しました。

気のせいかどことなく艶かしい観音様


 実は高倉観音をお参りした後は、高倉観音下11:05発のバスで木更津に出て、五井と上総牛久を経由して笠森観音を参拝するつもりだったのですが、高倉観音に行ってお参りして御朱印を頂いただけで、このバスに間に合わず、結局観音浄土巡りをしたのが本当のところです。

 次のバスは1時台で、これで笠森観音もお参りして帰るのはキツイ。田舎の方に行くと本当に交通の便が悪くて、出来るだけ公共交通で33箇所を回ろうとしている私達には厳しいものがあります。

 結局、高倉観音をゆっくり見学して、かずさアークまで戻って東京駅まで高速バスで帰りました。




 前回までの霊場巡りブログはこちら
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 一番~四番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 五番~八番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 九番~十一番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 十三番~十四番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 十二番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 二十九番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 十五番~十六番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 十七番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 十八番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 二十番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 十九番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 二十四番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 二十五番~二十六番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 二十七番~二十八番


コメント