2013年6月30日日曜日

映画「オブリビオン」

 映画「オブリビオン」を観ました。

 どこからともなく現れた謎の侵略者「スカブ」により月が破壊され、「スカブ」との戦いに勝利したものの、地球の半分を失った人類は土星の衛生タイタンへの移住を用意している。

 空中に浮かぶ宇宙ステーション「テット」に海水を汲み上げた後タイタンに向かう予定が、地球に残る「スカブ」の残党が「テット」を攻撃するため、無人攻撃機ドローンとドローンの修理要員としてジャック・ハーパー(トム・クルーズ)とパートナーのヴィクトリア(アンドレア・ライズブロー)の二人が地上に派遣されていた。

 ジャックとヴィクトリアは敵に捕らわれた時に重要な機密を漏らさないためとして記憶を消されているが、ジャックの夢のなかに現れる謎の美女とかつての地球での曖昧な思い出。そんな中、古い型の宇宙船が墜落し冷凍睡眠された乗員はジャックの夢の中に現れてくる美しい女性ジュリア(オルガ・キュリレンコ)だった。


 今まで信じさせられていた世界が実はマインド・コントロールされていた結果だったというテーマのSFは多々あり、そういう意味では以前どこかで観たような内容だと言う気もしますが、この作品は更に一捻りがあり、ジャックとジュリアとヴィクトリアの愛の物語という側面も有って、なかなか考えさせる作品でした。


 

 「スカブ」との戦いにより荒廃した地球の描写も、何か心打つ情景で雰囲気があります。

 トム・クルーズもいい歳なのに、こういう映画に出て頑張って、違和感を感じさせないのはさすがですね。






2013年6月29日土曜日

宝塚歌劇花組公演「戦国BASARA-真田幸村編」

 渋谷ヒカリエのシアターオーブに宝塚歌劇花組公演「戦国BASARA-真田幸村編」を観に行きました。

 
 CAPCOMのゲームを宝塚がミュージカル化した作品ですけど、私は原作ゲームを知らないのでついつい現実の戦国時代を連想して違和感を感じたりしました、2幕の芝居ですが、1幕目を観た印象ではあまり面白くないと思いましたが、2幕目で多少の展開が有って宝塚らしさが出ていました。

 でもどうしても宝塚歌劇は力強さには欠けるので、宝塚で戦国モノをやるには無理を感じます。

 特にこの作品は尋常ならない強さを持つヒーローたちが主人公ですから、そういう点での物足りなさを感じました。それでも主役の真田幸村(蘭寿とむ)や上杉謙信(明日海りお)はそれなりにまとまっていましたけど、真田幸村のライバル伊達政宗(春風弥里)には武将という感じがしなかった。

 以前に逆転裁判を観た時にも思いましたけど、基本的なストーリーは有るとは言え、ゲームの世界をミュージカルにするのは大変ですね。

 ただ主題曲のノリは良かったですね。「バーサーラー、バサラー」ってフレーズは覚えやすくて耳に残る感じがします。






2013年6月23日日曜日

宝塚歌劇雪組公演「ベルサイユのばら-フェルゼン編」

 東京宝塚劇場に雪組公演「ベルサイユのばら-フェルゼン編」を家内と一緒に観に行きました。

 私がフェルゼン編を前回観たのは随分と前、宙組の和央ようかと花總まりがフェルゼンとマリー・アントワネットを演じていました。主役の二人が堂々としていて、特に花總まりのマリー・アントワネットはなかなか大したものだったように記憶していますけど、それに比べると今回の雪組のフェルゼン編は、主役二人の登場場面も少ないし、特にマリー・アントワネット(愛加あゆ)の出番が少なかったように思いました。

 トップスターの壮一帆もそれ程多くの場面に登場しないし、全体的に群像劇という印象で宝塚らしさを感じない舞台。

 個人的な感想では壮一帆は美人で華があるし、歌も上手で良いトップスターだと思いますけどね。

 
 内容はフランス革命に散った人たちの悲劇を描いていて、宝塚らしさがいっぱいでした。やっぱりベルバラは宝塚を代表する演目ですね。








2013年6月16日日曜日

映画「図書館戦争」

 映画「図書館戦争」を観ました。なかなか面白かったですね。

 有川浩の原作を岡田准一と榮倉奈々主演で映画化した作品で、観る前はこの二人でどうなんだろうと思いましたが、全く違和感を感じませんでした。身長差がちょうど良かった感じです。

 映画の舞台は、メディアの過激な表現を規制する「メディア良化法」が施行され、メディア良化委員会が有害図書と指定した本を廃棄出来る権限を持つに至った架空の日本。一方でこの世界では、図書館に本を護る権限を与えている。

 相矛盾する法律の中で、 メディア良化委員会は武力により有害図書を廃棄出来る権限があり、それに対抗して図書館も図書隊という自衛組織を作っていた。

 この作品は、高校生の頃に良化委員会から本を救ってくれた図書隊員に憧れ、自分も図書隊に入った女性笠原郁(榮倉奈々)と、彼女の担当教官となる堂上篤(岡田准一)が、図書隊員の一員としてメディア規制を強化する勢力に対抗する物語です。

 自分を助けてくれた隊員を王子様と偶像化し、鬼教官の堂上を嫌う笠原ですが、実は笠原を助けてくれた王子様は堂上だったことに気がついていない。そんな二人の恋の行方と、メディア良化委員会に対峙する図書隊の戦い(本当に銃器を用いて戦います)を描いて、原作に忠実な作品だったと思います。

 
 本のことで死人が出る程の武力衝突など、いくら架空の世界の話でもありえないと思いますが、有害図書を規制するという名目で行われる言論統制は現実に有りそうです。

 私自身は保守的な人間だと思いますけど、しかし言論の自由は何にも増して護られなければならないと考えていますので、この作品はエンターティメントではありますけど、比喩的な意味で貴重な作品だと思います。