2016年11月26日土曜日

ミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」を観ました

 梅田芸術劇場主催のミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」を、東京国際フォーラムまで観に行きました。宝塚歌劇では何度か観ましたが、宝塚以外で「スカーレット・ピンパーネル」を観るのは初めてです。

 バロネス・オルツィの「紅はこべ(The Scarlet Pimpernel)」をブロードウェイでミュージカル化した作品で、フランス革命で処刑される貴族を救うために活躍する英国の謎の組織スカーレット・ピンパーネルの指導者パーシー・ブレイクニー(石丸幹二)と、その妻にして元フランスの人気女優マルグリット・サン・ジュスト(安蘭けい)のすれ違う愛を描いた冒険ロマンというところですか。

 私が初めて観た「スカーレット・ピンパーネル」でパーシー・ブレイクニー役を演じた安蘭けいが、今回のミュージカルではマルグリット役を演じています。

 どうも宝塚の元トップスターが女性の役を演じると、女性らしさが薄れるというか、微妙な違和感を感じる場合があります。個人的には宝塚の舞台でマルグリットを演じた遠野あすかの方が良かったような気がする。

 ギャグを交えたような、少し滑稽なところのある舞台ですけど、終盤はそれが少し行き過ぎていたような気がしました。

 どうしても宝塚の舞台と比較してしまいますが、出演者の人数も違うし演出も違うしで、この作品に関しては宝塚のほうが華やかで良く出来ていたように思います。





 

2016年11月23日水曜日

ダリ展を観に行きました

国立新美術館に「ダリ展」を観に行きました。

過去最高規模のダリ展という事もあってか、なかなかの盛況ぶりで、今日が休日で特に混雑するということもあってか、10時開場のところを少し早めに開場したようで、私も10時前に鑑賞できました。

展覧会は概ね年代別に8部構成になっていて、本当に初期の画風からキュピズム、シュールレアリスム、更にそれを超えて新しい様式に移っていく姿が分かりやすい展示だったように思います。

また、多彩な活動をしたダリらしく、映像なども充実していて、ルイス・ブニュエルとダリが共作した有名な短編映画「アンダルシアの犬」を上映していましたし、ヒチコック監督の「白い恐怖」の中で記憶を喪失したグレゴリー・ペックが語る幻想的なシーンなども映していました。あのシーンにはダリが関わっていたんですね。

画家というよりも芸術家という言い方がダリには合っているようで、私のような普通の人間にはよく理解できませんが、想像力を変な風に刺激する作品が多いような感じです。

個人的には3部のシュールレアリスム時代の絵画作品が、やっぱり一番印象的でした。






2016年11月20日日曜日

東京国立博物館 平安の秘仏展と禅展

東京国立博物館に「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」と「禅 −心をかたちに− 臨済禅師1150年・白隠禅師250年遠諱記念特別展」を観に行きました。


本館で開催されている「平安の秘仏」は滋賀県甲賀市・櫟野寺(らくやじ)の仏像20体が、初めて寺外で展示されるという展覧会です。

櫟野寺といっても、あまり聞き覚えのないお寺ですが、延暦11年(792)に最澄が延暦寺の建立に際しての良材を求めて訪れ、櫟の霊木に観音像を刻んだことが始まりと伝えられる天台宗の古刹だそうです。

展示されている仏像の中でも、櫟野寺のご本尊となる十一面観音菩薩坐像は秘仏とされ、普段は拝観できません。そういった簡単には拝めない秘仏に出会えるのはありがたいことです。

国立博物館の一室に20体の仏像が展示されているだけの展覧会ですが、なかなか荘厳な雰囲気が感じられて良かったですね。







平成館で開催されている「禅」は禅宗の寺院の中から国宝や重要文化財を多く含んだ書画や像などを中心に展示して、禅宗の成り立ちや教えなどを網羅する美術展です。

会場に入ると、いきなり白隠禅師の書いた達磨大師の迫力ある画が展示されていて、オオッという感じです。

水墨画や高僧の像などの展示も多いのですけど、茶道具などの展示がされている辺りに、禅宗と為政者たちとのつながりのようなものが垣間見れて面白かったですね。

全体的にどこか力が感じられるような展覧会でした。







2016年11月12日土曜日

映画「インフェルノ」を観ました

宗教象徴学者ロバート・ラングドン教授が活躍する「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズの三作目になる映画「インフェルノ」を観ました。

頭に銃撃を受けて記憶を一部失ったラングドン教授(トム・ハンクス)は、イタリア・フィレンツェの病院で目覚めたところを、警官を名乗る謎の女性に襲われるが、担当医のシエナ・ブルックス(フェリシティ・ジョーンズ)の手を借りて、からくも逃げ出す。

記憶喪失で何が何だか分からないラングドンは、自分の所持品の中にダンテの神曲を元にしたボッティチェッリの「地獄の見取り図」に隠された暗号を発見し、それが人類の人口増加による破滅を危惧する生化学者バートランド・ゾブリスト(ベン・フォスター)が企むウイルス拡散計画に関係していると考え、シエナとともに謎の解明に乗り出す。







いきなり全力で疾走するアクション・サスペンスで、フィレンツェやヴェネツィアなどの歴史的な建造物が見事ですが、少々落ち着きがないような印象を受けました。

人類の半数を滅ぼすウイルスをどこかに仕掛けたゾブリストと、それを阻止しようとするラングドンやWHOという構図ですけど、ゾブリスト側はバタバタせずに黙って見守っているだけで良かったような気がします。それとあまり歴史上の謎に関係していないような気がする。

舞台となる景色はキレイだし、テンポも良くて面白いことは面白いけど、歴史サスペンスとは思えないし、謎解きも特にないし、サスペンス物としても良い出来とは思えず、前作の「天使と悪魔」の方が面白かったですね。