2013年11月24日日曜日

宝塚月組全国ツアー公演「JIN - 仁 - / Fantastic Energy!」

 さいたま市文化センターに宝塚月組の全国ツアー公演「JIN - 仁 - / Fantastic Energy!」を観に行きました。

 「JIN - 仁 -」は 村上もとか原作のコミックを舞台化した作品。幕末の江戸にタイムスリップした外科医南方仁が、道具も何もない中で、現代の医療の知識を活かして人々を救い時代を変えていく物語で、大沢たかおと綾瀬はるか主演のTVドラマも大ヒットしました。

 しっかりしたテーマと長大な作品をどうまとめているのか興味深かったですけど、個人的には今ひとつぼやけていたというか無理があったように思いました。あの話を1時間半に絞るのは大変ですよね。但し一緒に観た家内は良かったと言っていましたので、私が原作を好きだった分見る目が厳しいのかも知れません。

 「Fantastic Energy!」は華やかで明るくて宝塚らしくて良かったですね。

 地方公演だとたまに感じるのですが、舞台と客席の一体感が強くなるような気がします。このショーも出演者が客席に何度か下りてきて、そういう時はやっぱり盛り上がります。

 舞台装置の不具合があったようで、開演が15分ほど遅れました。舞台はこういうハプニングがあって面白い。

2013年11月5日火曜日

映画「武士の家計簿」

 動画配信サイト「Hulu」で、森田芳光監督、堺雅人、仲間由紀恵主演の時代劇「武士の家計簿」を観ました。

 幕末の加賀藩に実在した御算用者で、そろばんバカと呼ばれた実直な武士猪山直之(堺雅人)の半生を描いた作品です。実際に猪山家に残された家計簿を、歴史学者の磯田道史氏が「武士の家計簿 『加賀藩御算用者』の幕末維新」として著したものが原作になっています。

 激動の時代ながら、猪山直之自身の生活は淡々としたものです。当時の武家が一般的にそうだったように、多額の借金を抱えた猪山家。その借財を律儀に家計を倹約して返済していく姿が中心になっています。

 あくまでも加賀藩の中級武士の家庭内の物語が中心であって、起伏に富んだ時代劇を期待すると残念ですが、私はなかなか興味深く楽しんで鑑賞しました。

 けっして時代を変えるような派手なものではないけど、筋を通し抜いた武士の生き方が見事な作品です。


 


2013年11月3日日曜日

映画「フローズン・グラウンド」

 映画「フローズン・グラウンド」を観ました。

 1980年代にアメリカのアラスカで実際に起こった連続殺人事件を元にしたサスペンス映画です。

 12年間に24人以上の女性を誘拐・監禁し、凌辱した後で殺害した殺人犯を演じたジョン・キューザックが、私が今まで観た映画では人の良い主人公役が多かっただけに、こういう演技も出来るのかと思わせてなかなかの熱演でした。

 犯人を追う警察官を演じたのはニコラス・ケイジで、どこか影がありながらも沈着で心優しい警官役にピッタリという感じ。

 もっと猟奇的で気味の悪い作品かと思いましたが、犯人当ての映画ではなく、犯人だろうと目星をつけている人物が犯した証拠を如何にして入手するかという場面に焦点を当てた作品で、見応えがありました。

 犯人逮捕に大きく寄与した逃げ出した被害者の女性が未成年の売春婦だった事で、地元の警察が連続殺人事件との関連を考えなかった辺りに、当時の社会性が描かれています。