2017年10月28日土曜日

宝塚花組「はいからさんが通る」

日本青年館に宝塚歌劇花組公演「はいからさんが通る」を観に行きました。

原作は今から40年ほど昔に発表された大和和紀の少女マンガで、TVアニメや映画化もされていますのでご存じの方も多いと思います。

私も原作マンガを読んだことがおそらくあったと思いますけど、内容は綺麗さっぱり忘れていました。

大正浪漫華やかなりし頃の東京を舞台にして、自転車に乗って飛び回るお転婆な女学生の「はいからさん」花村紅緒と、彼女の婚約者の陸軍少尉・伊集院忍とのロマンスを、前半はドタバタ活劇風に、後半はシリアスな恋愛物に描いたミュージカルです。

女性が主人公の物語を宝塚ミュージカルにするのは、男役がメインの宝塚の世界ではそれなりの脚色があったりしますけど、この作品は割とまとまっていたのではないかと思います。ただ、どうしてもダブル主人公のような感じになるのは否めませんけど。

花村紅緒役の華優希は表情も豊かで、コメディをコメディらしく演じていて良かったです。早口でバタバタしていて、かなり無茶苦茶な「はいからさん」ぽかったと思います。

伊集院忍を演じた柚香光は、どことなくトップスター(まだなっていませんが・・・)のオーラを感じさせる様で、落ち着いたどっしりとした存在感がありました。

日本青年館が新しい場所に移転してから初めての宝塚観劇ですが、雨の中で往来もホール内も随分と混雑していました。


2017年10月22日日曜日

宝塚宙組公演「神々の土地~ロマノフたちの黄昏~」

東京宝塚劇場に宝塚歌劇宙組公演「神々の土地~ロマノフたちの黄昏~ / クラシカル ビジュー」を観に行きました。

トップスター朝夏まなとの退団公演です。


「神々の土地」は革命前夜のロシアを舞台にして、怪僧ラスプーチンの助言を受け入れて帝国を危険に陥れている皇帝ニコライ二世と皇后アレクサンドラと、ニコライ二世の従兄弟にあたる軍人ドミトリー、それに加えてドミトリーが密かに愛を捧げるセルゲイ大公妃イリナの運命を、帝都ペトログラードで企まれている陰謀を交えて描かれた歴史ロマン。

同じような革命と言っても、フランス革命は宝塚が好きな題材で、歴史的経緯も何となく知っているように感じますけど、ロシア革命は大分様子が違う印象です。

そういう点で宝塚にしては珍しいテーマという感じです。

テーマは重く描き方も難しかっただろうと思いますが、意外にも物語に破綻は感じられず、それ程悪くなかったと思います。

ただ、ラストが必要以上に長くかんじたのと、落ち着いた舞台という言い方も出来ますけど全体的に暗い印象で、そこが少し気になりました。

家内は一度観れば良いかな、という感想、私はそれ程悪くなかったという感想です。





ショーの「クラシカル ビジュー」は宝石をテーマにしたレヴューで、鮮やかな舞台が多かったように思いましたが、全体的には今ひとつ印象が希薄です。






2017年9月3日日曜日

宝塚月組公演「All for One ~ダルタニアンと太陽王~」

東京宝塚劇場に宝塚歌劇月組公演「All for One ~ダルタニアンと太陽王~」を観に行きました。

副題にもあるようにアレクサンドル・デュマの「三銃士」をベースにした、ダルタニアンと太陽王ルイ14世のロマンスを描いたコメディタッチのミュージカルです。





ダルタニアンとルイ14世のロマンス?・・というのも、この作品ではルイ14世が実は女性だったという設定になっています。

フランス国王の世継ぎとして生まれた子どもが双子で、双子は縁起が悪いと女の子の方を捨てるはずが、間違って男の子の方を捨ててしまい、女の子を男として偽って育ててきたという、何ともバカらしいところから始まる物語ですけど、アクションがありロマンスがあってハッピーエンドという、気楽に見ていられるミュージカルでした。

他愛のない話で、全体的に盛り上がりに欠けるような気もしましたが、観ていて神経を使わない物語も良いものです。

しかし最近、宝塚歌劇を観劇する男性ファンが増えてきたような気がします。

大劇場の方は昔から男性客がそれなりにいたらしいですけど、東京では以前は殆ど見かけなかったんですけどね・・・。





2017年8月14日月曜日

トランスフォーマー/最後の騎士王

映画「トランスフォーマー/最後の騎士王」を、4DXで観ました。

地球上のトランスフォーマーのリーダーとなるオプティマス・プライムが、地球から自らの母星に旅立った後、地球ではトランスフォーマーを宇宙からの侵略者として敵視する組織TRFが勢力を伸ばしていた。

多くのトランスフォーマー達が捕らえられたり破壊されたりしている中で、発明家のケイド・イェーガー(マーク・ウォールバーグ)は指名手配されながらもトランスフォーマーを匿って来たが、そうした中でアーサー王の時代に魔法使いマーリンがトランスフォーマーに与えられた杖を巡って新たな地球の危機が明らかになる。




トランスフォーマー・シリーズの第5作になります。いつも派手なアクションが印象的なシリーズですが、今回は特に派手な印象を受けたのは4Dで観たからでしょうね。

元々荒唐無稽ですが、今回も物語の内容は相当にメチャクチャな感じで、特に映画の出だしはどうなっているの?と思いながら観ていました。

それでも後半はそれなりにまとまっていましたが、物語としては破綻していますよね。もっとも元々ストーリーを楽しむ映画ではないので、単純にアクションを楽しむべきなんでしょう。


私はマリオ・カートでゲーム酔いするようなタイプで、ディズニーランドのスターツアーズも乗れませんけど、4DXは前回スター・ウォーズを観た時も今回のトランスフォーマーでも大丈夫みたいです。

こういう映画は4Dで観たほうが楽しめるかも知れません。ただ、吹き付けてくる風が時折寒く感じましたが・・・。





2017年8月6日日曜日

宝塚花組公演「邪馬台国の風」

東京宝塚劇場に宝塚花組公演「邪馬台国の風/レビュー・ファンタスティーク『Santé!!』」を、家内と一緒に観に行きました。

「邪馬台国の風」はタイトルから想像する通り、邪馬台国の女王として君臨した卑弥呼を中心にした歴史ファンタジーです。

新しい巫女として邪馬台国に向かう道の途中で邪馬台国と対立する狗奴国の兵に襲われた娘マナ(仙名彩世)を救った青年タケヒコ(明日海りお)は、マナが運命の女性と知り邪馬台国の戦士となるが、タケヒコがマナと再会した時、マナは邪馬台国の大巫女にして新しい女王の卑弥呼となり、タケヒコには手の届かない存在になっていた。

家内の話では、この作品の評判はイマイチということで、そんな気持ちで観たのですけど、言われているほど悪い作品とは思いませんでした。

個人的には宝塚歌劇の作品の中では、真ん中よりも上の部類に入ると思いました。

舞台が神秘に包まれた古代日本の話ですから、如何ようにもなる話だと思いますが、案外と物語に破綻がなく納得できる話だったと思います。


ショーの「Santé!!」は乾杯という意味のフランス語だそうですが、全体的に明るくてキラキラした印象のショーでした。

ショーで使われている曲も懐かしい歌謡曲をジャズ風に編曲したりして、親しみやすい印象を受けました。





2017年7月29日土曜日

映画「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」

トム・クルーズ主演の映画「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」を観ました。

1932年製作のミイラ映画を現代風にアレンジしたSFアドベンチャーで、ミイラ映画というよりもゾンビ映画っぽい感じの小気味良いテンポと派手なアクションで見せてくれます。





ISが遺跡を破壊している中東の砂漠の町で、アメリカ軍人ニック(トム・クルーズ)は友人のクリス(ジェイク・ジョンソン)とISの目をくぐり抜けて古代のお宝をくすねようとしていたが、ひょんな事から砂漠の地下に埋もれていた古代エジプトの遺跡を発見する。

考古学者のジェニー(アナベル・ウォーリス)と共に地下に入り遺跡を調査したニックたちは、そこで封じ込められた石棺を発見し、それを輸送機に乗せ輸送するのだが、飛行中にクリスの様子がおかしくなり、また輸送機を鳥の大群が襲い、輸送機は墜落しニックは命を落とす・・・はずだったが、ニックは奇跡的に命を取り留める。

実は石棺の中には古代エジプトの邪悪な王女アマネット(ソフィア・ブテラ)が封じ込められていたのだが、ニックたちの手により封印が解かれ、アマネットは冥神セトの魂を入れる入れ物としてニックを使おうとしていた。


この手の映画らしくツッコミどころ満点の映画ですけど、深く考えずに単純に観て楽しむ映画だと思います。

ただジキル博士(ラッセル・クロウ)を登場させたりして、どうにも展開が妙な感じになってしまいます。あの軍団は何だろう?もっとシンプルに話を進めた方が良かったように思いますね。

お金をかけているみたいだし、映像に迫力はあるし、面白いことは面白いのですが、物語としてはどっちつかずというか中途半端な感じ。

どんな映画にしたかったんでしょうか?意図が今ひとつわからない映画でした。




2017年7月8日土曜日

コララインとボタンの魔女

ニール・ゲイマン原作のファンタジィ「コララインとボタンの魔女」をプライムビデオで観ました。

原作小説を読んで面白かったので観ようと思いつつも、なかなか観る機会のなかった映画です。

少しお転婆な少女コララインが、引っ越した家の中に見つけた封印された小さなドア。そのドアの先には別の世界が広がっていた。

本当の世界ではパパやママは忙しくしてコララインの相手をしてくれないけど、もう1つの世界ではパパもママもコララインに優しくて何でも言うことを聞いてくれて、庭にはきれいな花がいっぱい咲いていて、不思議で楽しいことがいっぱい。

でも、もう1つの世界のパパやママの目はボタンで出来ていた。

ボタンの目をしたママが、コララインも目をボタンにすれば、ずっとこっちの楽しい世界にいられるわよと誘ってくる・・・。





子どもが好きそうなホラーっぽい物語で、教訓じみた話を上手にエンターティメントにした物語です。

猫はどの世界にいても自分を変えないというのが、こういう物語のお約束なんでしょうか。何だか頼りになる存在で良いですね。

ニール・ゲイマンの原作も面白かったけど、ヘンリー・セリック監督のストップモーション・アニメもセンスが良くて面白かったです。






2017年7月7日金曜日

日タイ修好130周年記念特別展

上野の東京国立博物館に「日タイ修好130周年記念特別展「タイ 〜仏の国の輝き〜」」を観に行きました。





展示品は主にタイの仏像で、概ね年代別・タイの王朝別に展示されていました。

上座仏教(昔は小乗仏教と言いましたが)が人々の暮らしに根付いている仏教国タイらしい展示で、日本のお寺の御本尊となる仏像の多くが木を彫って作られているのに対して、特に初期の頃の仏像が石を彫って作られていたようで、文化の違いを感じます。

また仏像のお姿も日本人の目から見ると異国情緒があるというか、表情や姿勢が日本のものとは違っていて、でも古代インドの仏像との少し違っている風で興味深かったです。

観音像などには、どこか艶めかしいような雰囲気があって、面白かったですね。


2017年6月30日金曜日

映画「ヒア アフター」

臨死体験と死後の世界を主題にした映画「ヒア アフター」をAMAZONビデオで観ました。

取材先のアジアで津波に呑み込まれ、仮死状態から生き延びたフランス人ニュースキャスターのマリー(セシル・ドゥ・フランス)、霊能力を使うことに疲れて低賃金の労働者として働いているアメリカ人霊能者ジョージ(マット・デイモン)、双子の兄を亡くし、アル中の母親から里子に出されたイギリス人の少年マーカス(フランキー・マクラレン)。この3人それぞれの悩める物語が進行していきますが、終盤になってロンドンに集まった3人の人生が交差するというヒューマン・ドラマです。





死者と繋がる能力があったり、臨死体験をしたり、身近な大切な人を亡くしてうち塞がれたりと事情は違いますが、それぞれが生と死について考え、自分なりの答えを見つけようと苦悩する姿を描いています。

しかしテーマは奥深いのですが、どこか消化不良と言った印象を受けました。


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ヒア アフター [ マット・デイモン ]
価格:1000円(税込、送料無料) (2017/7/7時点)





2017年5月6日土曜日

宝塚星組「スカーレット・ピンパーネル」

東京宝塚劇場に宝塚星組公演「スカーレット・ピンパーネル」を観に行きました。

昨年の11月に石丸幹二と安蘭けいが主演した舞台を観ましたが、宝塚では久しぶりです。

パーシーとマルグリットを演じる星組のトップ・コンビは紅ゆずると綺咲愛里ですが、二人とも歌があまり上手ではないようです。ミュージカルで歌が上手でないのは少々厳しいかな・・・。

これが宝塚オリジナルであれば、何とでもなるのかもしれませんが、元がブロードウェイのミュージカルですので、ある意味ごまかしが効かない。

しかも、トップ・コンビだけでなく、出演者が皆さんあまり上手でない・・・。そのせいか、観ている内に紅ゆずるの歌がそんなに悪くないかも・・・と思えてきます。

唯一、敵役であるショーヴランを演じた二番手スターの礼真琴だけは良かったですけどね。

ただビジュアルは悪くなかったと思います。

特に綺咲愛里のマルグリットはキレイだったし、少し高飛車な感じの役が似合っていました。

「スカーレット・ピンパーネル」は愛し合う夫婦のすれ違いを描いているし、フランス革命で処刑される貴族を救う組織の冒険の話でもあって、波乱万丈・絢爛豪華で宝塚向けの作品です。

尚且つオルツィの原作小説をコメディ風に脚色していますので、あまりハズレがないし人気もあると思いますけど、でも出来ればもう少しミュージカルとしての完成度が高いと良いかなとは思います。





2017年4月23日日曜日

ミュージカル「王家の紋章」

 家内と帝国劇場に東宝のミュージカル「王家の紋章」を観に行きました。

 考古学を研究しているアメリカ人の少女が、ピラミッドの発掘現場で王家の棺に触れたことから、古代エジプトの呪いを受けて、その時代のエジプトにタイムスリップしてしまう、というような内容のミュージカルです。





 原作は少女漫画のようですが、何となくスッキリとしないお話という感じを受けました。古代エジプトに一人転移させられた少女が、現代の感覚で王に意見したり、現代の知識で奇跡を起こしたりする展開はまずまずですけど、お終いの方が何やら中途半端な気がします。

 演出家の荻田浩一さんは宝塚歌劇の演出家だった方ですから、どことなく宝塚っぽい雰囲気も感じました。

 古代エジプトにタイムスリップする少女キャロルはダブル・キャストのようですけど、私が観た舞台では元AKB48の宮澤佐江が演じていました。そのキャロルが古代エジプトで出会い恋に落ちるファラオ・メンフィス役は浦井健治、キャロルに呪いをかけるメンフィスの姉アイシスは濱田めぐみ、エジプトの賢人イムホテップは山口祐一郎が演じています。

 主役二人が特に下手というわけではないのですが、山口祐一郎をはじめとした脇役が上手に歌うので、主役が少し物足りない印象を受けましたが、家内は特にそんな風には感じなかったそうです。

 全体的には楽しめるミュージカルだと思います。





2017年4月20日木曜日

大英自然史博物館展 良かったです。

大英自然史博物館展」を観に行きました。

8000万点の収蔵標本があるという大英自然史博物館の中から、選りすぐりの所蔵品を展示しているという展覧会です。

春休みの間は混雑しているだろうと、この時期まで待った甲斐があって、開館と同時くらいの時間に入館したのですが、平日ということもあって予想外にじっくりと見学できました。

さすがの大英博物館で、展示品も見ごたえ満点でしたが、展示の仕方や展示品の動画などに工夫が凝らしてあって、観ていて飽きません。特に化石や骨格の標本などはすごかったですね。

三葉虫の化石は、よくこんな化石が残っていたねと思うほど特徴が分かりやすかった。





今回の展示品の目玉の一つの始祖鳥の化石も有名ですけど、現物をこの目で観られるとは思いませんでした。更に始祖鳥の化石から始祖鳥が復元されて博物館内を飛び回る動画などがあって、こんな風に化石化したのかと分かりやすくて素晴らしい。





骨格標本はサーベル・タイガーやナマケモノの先祖やら恐鳥モアなどに迫力がありました。動画以外は原則として写真撮影がOKなのもうれしいですね。





チャールズ・ダーウィンの「種の起源」の手稿が展示されていたのにも感動しました。





この展覧会は是非観に行くべき展覧会ですね。とても良かったです。





2017年4月7日金曜日

映画「高慢と偏見とゾンビ」

観ようと思って見損なった2016年公開の映画「高慢と偏見とゾンビ」をAMAZONビデオで観ました。

何年か前にオースティンの不朽の名作恋愛小説「高慢と偏見」にゾンビをマッシュアップさせて評判になったセス・グレアム=スミスの原作小説が、ついに映画化されて登場した作品。

原作を読んだ時に、映画化権をナタリー・ポートマンが購入して映画化される予定と解説かなにかで読んだ記憶がありましたが、やっと公開されたかという感じです。

感染者がゾンビ化するという謎のウィルスが蔓延する18世紀末のイギリスを舞台にして、平和な田舎町ロンボーンに越してきた裕福な紳士ビングリーの友人ダーシー(サム・ライリー)が、ロンボーンの名家ベネット家の次女エリザベス(リリー・ジェームズ)に惹かれるという基本は抑えながらも、そこに人間を襲うゾンビを絡ませて進行するアクション・ファンタジイです。





セス・グレアム=スミスの小説は、ジェイン・オースティンの原作に案外と忠実でしたが、映画となるとそうも行かないみたいで、かなりアクションに偏った印象です。

結果的に格調の高さと奥床しいロマンスの要素が薄れてしまい、奇妙なゾンビ・アクション映画になってしまったように思います。

そういう意味では、期待はずれだったというのが正直な印象ですけど、原作とか知らずにゾンビが登場する風変わりな恋愛アクションだと思って観ている分には、この映画はこの映画なりに面白いとは思います。


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

高慢と偏見とゾンビ [ リリー・ジェームズ ]
価格:3078円(税込、送料無料) (2017/4/22時点)





2017年4月3日月曜日

宝塚宙組公演「王妃の館 -Château de la Reine-」

東京宝塚劇場に宝塚宙組公演「王妃の館 -Château de la Reine- / VIVA! FESTA!」を観に行きました。

「王妃の館」は浅田次郎の原作小説をミュージカル化したコミカルな舞台で、何となく少女マンガを元にした作品みたいだなと感じました。

太陽王と呼ばれたルイ14世が残した館を利用したフランスの高級ホテル「シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ(王妃の館)」に、日本のツアー会社が客を送り込む。実は「シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ」は経営難に苦しみ、ツアー会社も倒産目前の状態で、何とこの会社は裕福な客を集めた高額なツアーと格安ツアーの両方で客を集め、ホテルの部屋をダブル・ブッキングしていた。

高額ツアーの客の一人でスランプ気味の恋愛小説家・北白川右京(朝夏まなと)は、このホテルで新作を執筆しようとするが、なかなか良いアイディアが浮かばない。

そんなところに、館を建てたルイ14世の亡霊(真風涼帆)が現れ、かつての自分の秘められた恋の物語を語るのだが・・・。


変人や曰く有りげな人物揃いのツアー客が巻き起こすドタバタ喜劇と人情ドラマが展開されていきますが、本当に浅田次郎原作??と思うような出来栄えで、原作小説を読んでみたくなりました。

どこもかしこもハッピーなエンディングなのも平和で良いけど、内容的には薄い感じですね。


「VIVA! FESTA!」は世界各地の祭りをテーマにしたというショーで、華やかというよりは賑やかで楽しいショーでした。

YOSAKOIソーラン祭りの和太鼓のリズムが印象深くて、特にそういう印象を持ったのかも知れませんね。

テーマが一貫していて良かったと思います。





2017年3月30日木曜日

映画「グッバイエレジー」

映画「グッバイエレジー」を観ました。

福岡の小倉・門司を舞台にして、東京で映画監督をしていた男性が、中学時代の親友が亡くなった事を知って故郷に帰り、人生を見つめ直すというような内容のヒューマンドラマです。





映画監督の深山晄(大杉漣)はドラマの撮影をしている時に、新聞で中学時代の親友・井川道臣(吉田栄作)が少年に刺殺された記事を読む。

ケンカっぱやいが男気があり、赤木圭一郎が大好きだった道臣は、共に小倉の映画館・小倉昭和館に通いつめた仲だった。

母親(佐々木すみ江)とのスレ違いから故郷に帰ることのなかった晄だったが、道臣の死を知って故郷に戻り、道臣が歩んできた波乱に満ちた道のりを知るにつけ、彼の人生を元にした映画を作りたいと脚本を書きはじめる。


若い頃の夢だった映画監督にはなったものの、監督人生も終わりに近づいて、時代に取り残された様な気持ちの中で、映画作りに情熱を失いかけている晄の今と、幼くして両親を亡くし、ケンカに明け暮れてヤクザの鉄砲玉に使われて少年院入りをした後に立ち直って漁師として生きてきた道臣の人生を回顧する2つの物語が交差するようなドラマです。

今ひとつ盛り上がりに欠けているような気もしますが、この歳になるとこういう作品が心を打つんですねぇ・・・。

晄が母親と和解する場面は、すぎもとまさとの「吾亦紅」を連想してしまいました。

吉田栄作が九州・小倉の男を熱演し、その妻和代を演じた石野真子が門司の女を演じ、少し古い日本の男と女という味わいが中々良かったです。






2017年3月12日日曜日

宝塚月組公演「グランドホテル」

 東京宝塚劇場に宝塚月組公演「グランドホテル/カルーセル輪舞曲(ロンド)」を観に行きました。

 「グランドホテル」は随分と昔、涼風真世の退団公演で観に行った記憶がありますが、何となくポ~っとした印象で、宝塚向けでないような、有り体に言えば面白くなかったようなイメージですが、今回の舞台はもっと分かりやすくて、そんなに悪くなかったような気がします。

 グランドホテル形式という風に呼ばれている群像劇で、戦前に舞台化され映画化もされて、アカデミー作品賞を受賞しています。1989年にブロードウェイでミュージカル化された作品を宝塚で公演しました。涼風真世の舞台では会計士オットーが主人公でしたが、今回は月組の新トップスター珠城りょうが借金で首が回らなくなったガイゲルン男爵を演じています。

 期待値が低かったということもあったのでしょうけど、案外とまとまって宝塚らしいミュージカルだったように思います。


 ショーの「カルーセル輪舞曲(ロンド)」は、日本初のレヴュー「モン・パリ」誕生から90周年を記念したというショーで、白やすみれ色を基調とした舞台衣装が多かった事もあって、清く正しく美しくと言った印象を受けるショーだったように思います。

 始めからフィーナーレまで宝塚の正統的なショーという印象でした。





2017年3月11日土曜日

2017年の「Endless SHOCK」

帝国劇場で堂本光一が座長を務めるミュージカル「Endless SHOCK」を観ました。

前回観たのが2012年でしたから、5年ぶりの「Endless SHOCK」。前回観たのは3.11の大震災で公演中止になった翌年の公演でしたが、今回は奇しくも大震災の日から丁度6年目にあたる2017.3.11の公演で、なにやら不思議な気がします。

最後の舞台挨拶で堂本光一も大震災に触れ、この舞台のテーマの一つが諦めないで前を向いて行こうということなので、そういう気持ちを大切にというような内容のことを話していたかと思います。

しかしこの「Endless SHOCK」は、やっぱりすごいですよね。

物語の内容は大したことないですけど、舞台の構成とかショーの見せ方とか、やっぱり迫力あるしすごいなぁと思います。

堂本光一という人は器用な人なんでしょうが、それでもこの舞台を演るには年齢的に相当キツイんじゃないかと思います。ただそういう事を感じさせない熱演が素晴らしい。

いつもは一部の方が良かったと思いますけど、今回の作品では2部のラストが良かったように思います。エンディングまでの流れもスムースだったと思います。

私は芸能界に明るくないので、今回の舞台の出演者は堂本光一と前田美波里以外は知らない人たちでしたが、脇役のネームバリューで観るような舞台ではないので、あまり関係ないですね。





2017年3月5日日曜日

映画「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」

「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」をオンデマンドの動画配信で観ました。

2010年に公開された「アリス・イン・ワンダーランド」の続編で、昨年私が観ようと思って観られなかった映画の一つです。






成人したアリス(ミア・ワシコウスカ)は商船ワンダー号の船長として中国への航海に出ていたが、3年に渡る航海を無事に終えてロンドンに戻ると、娘からの連絡もなく生活に困った母(リンゼイ・ダンカン)が、アリスの元婚約者のヘイミッシュ(レオ・ビル)に自宅を売却する予定でいることを知る。

何とか出来ないかとヘイミッシュが主催する社交界に出かけたアリスに対して、ヘイミッシュはワンダー号を譲渡すれば家を返すと告げる。

ワンダー号がなくなりロンドンで事務員をするような自分は自分ではないと悩むアリスの前に、ワンダーランドから蝶になったアブソレムが現れ、アリスを不思議の国ワンダーランドへと誘う。

そこには、死んだはずの家族を探して欲しいと言うマッドハッター(ジョニー・デップ)が、アリスが来るのを待っていた。

アリスは精神的におかしくなっているマッドハッターを救うため、アンダーランドの時間の番人・タイム(サシャ・バロン・コーエン)から、時間を遡れるという「クロノスフィア」を盗み出すのだが・・・。


マッドハッター、白の女王(アン・ハサウェイ)、赤の女王(ヘレナ・ボナム=カーター)などの前作でおなじみのメンバーが織りなす冒険ファンタジィです。

白の女王と赤の女王の諍いの元となった事件の真相が判明したり、マッドハッターが家族から離れるようになった事情なども描いて、ファンタジィですがタイムスリップSFっぽい雰囲気もあります。

まぁ、そうは言ってもご都合主義な話で、前作よりも内容的に薄いような気もしますが、映像はキレイだし、家族との絆がテーマになっているところがディズニー映画という感じですね。





2017年3月1日水曜日

「ティツィアーノとヴェネツィア派」展

上野・東京都美術館で開催中の「ティツィアーノとヴェネツィア派」展を観に行きました。

イタリアの水の都ヴェネツィアで発展したヴェネツィア派の絵画。ルネサンスの絵画というとレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロなどのフィレンツェ派の画家を連想しますが、ヴェネツィアでもフィレンツェとはまた違った、豊かな色彩を特徴とする様式の美術が発展したそうです。

この展覧会は、そのヴェネツィア派を代表する画家ティツィアーノ・ヴェチェッリオを中心としたヴェネツィア派の絵画・版画を紹介した展覧会です。

TVや新聞でティツィアーノについて解説されて、彼の代表作である「フローラ」「ダナエ」「教皇パウルス3世の肖像」が展示されているということが宣伝されていましたので、漠然とティツィアーノ展という印象で出かけましたが、ティツィアーノの作品は思ったよりも少なかったように感じました。

平日ということもあって、それほど混雑していなくてゆったりと鑑賞できましたが、展示されている作品の数の違いもあって、先日観た「春日大社展」ほどには疲れなかったです。

15~16世紀の絵画なのに、随分と綺麗な作品が多かったですね。最近は補修する技術が進んでいるのか、それとも元々保存状態が良いのか。

絵画は絵画を観た印象だけで評価すべきなんでしょうけど、やっぱり描かれた背景や鑑賞のポイントを事前に知った方が、理解が進むような気がします。






2017年2月26日日曜日

「春日大社 千年の至宝」展

先日、上野の東京国立博物館・平成館で開催されている「春日大社 千年の至宝」展を観に行きました。

神社と言えば、伊勢神宮や出雲大社がまず思い浮かびますけど、奈良にある春日大社も日本有数の大神社のひとつで、私が関西に個人旅行する時に、必ず立ち寄る場所の一つですが、最近は個人旅行自体しないからなぁ・・・。奈良公園の周辺は本当に好きなんですけどね。

春日大社には門外不出の神宝や奉納品が多く納められていて、「平安の正倉院」と呼ばれているそうですが、この展覧会ではそうした貴重な文化財が一堂に会するということです。

見どころは平安から鎌倉の鎧兜や刀剣類などですが、目玉のひとつ「金地螺鈿毛抜形太刀」は展示が終わっていて観ることが出来ず残念でした。

出かけたのは平日でしたので、それほど混雑はしておらず、展示品をゆっくりと見学できましたが、反面ゆっくりと全てを見学した故に歩き疲れてしまいました。やっぱり展示品は見事ですので、良く見ようとすると時間がかかってしまいます。

最近こうした日本の名品を観る展覧会に行くと、やっぱり日本人に生まれて良かったと思うのは、歳を取った証拠なのかな?

じっくりと見学が出来て、充実した展覧会でした。





2017年2月18日土曜日

サクロモンテの丘 ロマの洞窟フラメンコ

有楽町スバル座でロマ族(ジプシー)のフラメンコ文化を描いたドキュメンタリー映画「サクロモンテの丘 ロマの洞窟フラメンコ」を観ました。

スペイン・アンダルシア地方サクロモンテの洞窟で生活したロマ人が生み出した洞窟フラメンコ。そのフラメンコ独特の情熱的な歌と踊りで栄えたコミュニティも、1963年に起こった水害により衰退する。

この映画は、そうした時代を生き抜いてきた人々のインタビューで構成されたドキュメンタリーです。






フラメンコにもロマ人にも、正直言って興味なかったし、時間が余っていたので暇つぶしに・・・という気分で観た映画でしたが、予想に反して見入ってしまいました。

差別を受け迫害されてきたロマ人たちが築いた独自の文化・生活。貧しいけれどもお互いを思いやる環境で生きてきた中で発達していったフラメンコ。

日々の生活に根付いていたダンスと音楽の日々を、老境を迎えたロマ人たちが省みて語る言葉が、古き良き時代というのとはまた違うけど、ロマの文化や伝統に対する誇りに満ちていて、経済的に恵まれていたわけではないけど、ある意味豊かな暮らしを思わせてくれます。

私の知識不足もあって、映画の中で語られる言葉の意味が分からないことも多かったけど、全体的なニュアンスは汲み取れるし、人に歴史ありと思わせる場面と、ロマ文化と密接に絡んだフラメンコの情感を感じる場面の切り替えも効果的です。

それに70代、80代になっても、映画の中で披露する歌にも踊りにも迫力があって、何だかすごいなぁと素直に感動しました。

こういう映画は何かのきっかけがないと中々観られませんが、観て正解でした。





2017年2月4日土曜日

映画「海賊とよばれた男」

第10回本屋大賞を受賞した百田尚樹の小説を原作とする映画「海賊とよばれた男」を観ました。

出光興産の創業者・出光佐三をモデルにした、日本の発展と戦後の復興に命をかけた石油商・国岡鐡造(岡田准一)の男の生きざまを描いた骨太の作品です。





敗戦まもなくの日本で、商品である石油の取り扱いも出来ない中、従業員の解雇は一人もせずに石油会社・国岡商店を再興しようとする国岡鐡造60歳の姿を描く場面から始まり、若かりし頃の鐡造の未来を見据えて奮闘する姿を時折交えながら物語は進展します。

クライマックスは欧米石油メジャーの圧力にめげずに、国岡商店が保有する大型タンカー日承丸(本来は日章丸)で英国海軍が封鎖するイランから直接石油を輸入する場面になります。

民間人が身の危険も顧みずに、大義のために困難に立ち向かっていく。こうした国岡鐡造を始めとする人物の筋の通った生き方は、今の日本人が忘れてしまったような気がして、やっぱり昔の人は偉かったというような気持ちになってしまいます。

今の日本の繁栄はこうした先人たちのおかげ様と改めて思いました。

主演の岡田准一は60歳を超えてからの場面が多いのですが、違和感を全く感じないし、理想を掲げて立身出世した人物の迫力を感じさせて、役者としての力量を改めて感じました。






2017年1月21日土曜日

ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」

 赤坂ACTシアターに東宝のミュージカル「ロミオ&ジュリエット」を観に行きました。

 シェイクスピアの原作を元にした、ジェラール・プレスギュルヴィック作、小池修一郎潤色・演出のミュージカルというのは、以前宝塚歌劇で公演された作品とほぼ同じという事でしょうけど、作品の舞台を現代に移しているようです。

 主役のロミオとジュリエットはダブルキャストですが、今回はロミオが大野拓朗、ジュリエットは乃木坂46の生田絵梨花が演じていました。

 通常はこういうミュージカルの客は女性が大半なのですが、乃木坂46の生田絵梨花がジュリエットと言うことが関係しているのか、今日の客層は比較的若い男性が普段よりも多かったような印象です。


 宝塚との比較では、やっぱり男性が出演している舞台ということで力強さがあります。ダンスとかにも切れがあり迫力があります。

 出演者は誰もが歌も踊りも上手でレベルが高い。宝塚の場合はどうしてもムラがあります。

 但し、宝塚のほうが舞台が広くて、生オケの良さがあって、どことなく華やかです。私は今日の作品の方が良いように思いましたが、家内はやはり宝塚のほうが良いという意見です。この辺りは好みの問題ですかね・・・。

 しかしこのミュージカルは何だかあまりロマンチックじゃありませんね。

 ロミオとジュリエットの悲恋よりも、キャピュレット家とモンタギュー家の争いの方が主題になっていて、ロミオとジュリエットがどんな風に恋に落ちて、どんな風に苦悩するのかという物語にはなっていないように感じました。

 また舞台が現代(もしくは仮定の時代)で携帯電話を持っている設定になっていますが、素直に原作と同じ中世イタリアにした方が良かったように思います。





2017年1月15日日曜日

宝塚花組公演「雪華抄/金色の砂漠」

 東京宝塚劇場に宝塚花組公演「雪華抄/金色の砂漠」を観に行きました。

 「雪華抄」は華やかな和風のショーで、東京で新春最初の宝塚観劇というのにはピッタリの舞台です。関西では年末に披露されていると言うので、必ずしも新春用というわけではないのかもしれませんが、個人的にはそんな風に受け止めてしまいます。

 暗い中で照明が点くとパァっと鮮やかな舞台が現れるのは、なかなか見事なものです。

 「金色の砂漠」は砂漠の中にある王国の王女と奴隷との禁じられた恋を描いたミュージカルで、どこかで聞いたことがあるような物語です。

 観るまでは、どこかの旅の王子が捕らえられて奴隷になったのかと思っていましたが、この王国では王家の血を引く娘には男の、息子には女の奴隷をお付きの奴隷とする慣習があり・・・という設定になっていて、王女と生まれながらの奴隷との恋?ここが少々不自然な物語になっているような気がします。

 宝塚オリジナルの物語らしい設定ですけど、主人公二人の性格も含め、あまり感情移入がしずらいお話でしたね。






2017年1月14日土曜日

エリザベート TAKARAZUKA20周年 スペシャル・ガラ・コンサート

 渋谷のBunkamuraオーチャードホールに「エリザベート TAKARAZUKA20周年 スペシャル・ガラ・コンサート」を観に行きました。

 出演者は以下の通りです。





 ガラ・コンサートは初めて行きましたけど、もっと普通の格好をして歌うような舞台かと思いましたが、今日観たのは「フルコスチューム・バージョン」とかで、出演者は宝塚歌劇版エリザベートの舞台衣装を着て登場します。

 主役の黄泉の帝王・死神トートは瀬奈じゅん、オーストリア皇后エリザベートは専科の男役・凪七瑠海です。


 舞台衣装を着ているので、ミュージカルのエリザベートを観劇しているような錯覚を受けやすいのですが、あくまでもコンサートということで、歌が主役になるんだろうと思いますけど、その割には歌が上手な人が少なかった印象があって残念。

 但し宝塚のこういう舞台は上手・下手はどうでも良くて、出演者も観客も同じ感性で同じように楽しむ仲間という雰囲気が強いので、例えば久しぶりに瀬奈じゅんを観たけど、やっぱり良いわぁ~という感じなんでしょうね。

 私はその域には達していませんが、エリザベート自体は何度も観劇しているし、曲も良い曲が多いので、なかなか良かったと思います。

 瀬奈じゅんが最後の挨拶で、曲の歌い出しのタイミングを間違えたところがあったけど、オーケストラがカバーしてくれて助かったと素直に感謝していましたが、こういう風に言えるような雰囲気がアットホームというか宝塚的なんでしょうね。


2017年1月9日月曜日

大相撲一月場所2日目 御嶽海が日馬富士から金星で座布団が飛ぶ

 家内と二人、両国国技館に大相撲初場所の観戦に行きました。

 昨年、生まれて初めて大相撲の地方巡業を見に行きましたが、本日ついに本場所にも行ったわけですね。

 席は2階席でしたが、良く見えたし、TVで見ていると長く感じるあの間合いも、直接見ていると短く感じます。取り組みも迫力があって面白かったです。


 国技館には昼前に入りました。

客席もまだまばらですが力士たちは一所懸命です。


 序の口や三段目の取り組みは始まっていますけど、まだ観客席はまばらです。私たちもまず国技館名物のちゃんこを食べようと、ちゃんこを待つ列に並びました。

 ちゃんこは地下1階の大広間に専用の会場が設置されていて、そこで頂くようですが、既にそこそこの列が出来ていました。

ちゃんこを頂く大広間。結婚式の会場みたいでゆったりしている。


 本日のちゃんこは、出羽海部屋のちゃんこで味噌味、一杯300円ですが、具沢山でお肉も野菜もたっぷりで味も良い。

出羽海部屋の味噌ちゃんこ。美味しかった。



 最初にお金を払って割り箸を貰って、配膳のところで容器に入ったちゃんこを受け取って、案内に従って席に着くので、バタバタせずに手際が良い感じです。更にちゃんこだけを頂きますから、それほど時間がかからないし、列を作っていても回転が早いですね。

 ちゃんこを食べてから、焼き鳥やら肉まんやらホットドッグやらお稲荷さんなどを食べて、結構お腹がいっぱいになります。飲み物は自販機があり、どの品物も基本は210円みたい。出来ればお茶くらいは持っていった方が良いかも・・・。

 椅子席の座席は少し狭い。まぁ枡席があの狭さだから、椅子席だって広いはずはないですけどね。

 お客さんは幕内力士の取り組みが始める3時頃に来る感じで、それまではあまりいないし、席も空いているので、食事も座席で三段目の取り組みを見ながら旅行気分で食べました。

 しかし座席に簡易テーブルみたいなものがついているのですけど、穴は空いているけどペットボトル・ホルダーにはならず、油断していると落ちてしまう。足元に落ちれば良いのですが、前の座席の間に落ちると拾うのが大変です。贅沢な事を言って申し訳ないですけどね。

 食事を終えたら、力士の入り待ちをしたり、国技館の中をブラブラしたり、ソフトクリームを食べたりしているうちに十両の土俵入りがあり、十両の取り組みがあって、4時近くになると中入りとなり、いよいよ幕内力士の土俵入りと横綱の土俵入りとなります。

幕内力士の土俵入り


 相撲も番付が上がるごとにお客さんの声援も多くなっていくし、やっぱり生で見ると迫力も違う。土俵際で粘って逆転勝利したり、投げたり転がしたりすると歓声が上がるし、何だかテンションが上がります。

 観客に外人さんが多くて、私たちの前の席も外人さんでしたが、そういう相撲は外人さんも喜んで拍手していました。

 本日一番盛り上がったのは、結びの一番で前頭一枚目の御嶽海が横綱日馬富士を果敢に攻めて、金星をあげた一番です。座布団が飛ぶのをリアルに見れて、貴重な経験でした。

 取り組みの前に、座布団やモノを投げないで下さいと何度も放送していましたから危ないんでしょうけど、横綱戦でああいう相撲を見ると、投げたくなる気持ちも分からないではないね。

 いやぁ~、子供の頃は相撲などに興味はありませんでしたが、案外と面白かったですね。また行くかもしれないな。


2017年1月7日土曜日

宝塚星組公演「オーム・シャンティ・オーム」

 東京国際フォーラムに宝塚星組公演「オーム・シャンティ・オーム -恋する輪廻-」を観に行きました。

 マサラ・ミュージカルと銘打って、宝塚歌劇がインド映画の原作をミュージカルに仕上げたユニークな舞台でした。

 地縁・血縁がないと中々良い配役に恵まれないインドの映画界で脇役に甘んじている若手俳優オーム(紅ゆずる)は、人気女優のシャンティ(綺咲愛里)に恋をしている。

 シャンティが主演する映画で火災が発生し、脇役としてその場にいたオームは身の危険を顧みずにシャンティを救ったことで彼女と親しくなるが、実はシャンティは、豪腕の若手プロデューサー・ムケーシュ(礼真琴)と密かに結婚していて、妊娠までしていた。

 しかし上昇志向の強いムケーシュは、撮影所所長のミッタルの娘との結婚を画策し、シャンティとの仲を清算したいと考えて・・・。


 ユーモラスで明るい場面と、妙にシリアスな場面が出てくるところが、インド映画の雰囲気をよく表していて、更にはキチンとハッピー・エンドで終わらせるというのもインド映画風で楽しいと思います。

 トップ・コンビの歌唱力が、然程でもないところは残念でしたが、宝塚ミュージカルにうまく纏めていたように思います。

 観る前は合わないんじゃないかと思っていましたが、そんな事はなかった。

 意外と面白い作品でした。