2015年4月29日水曜日

インドの仏展

 東京国立博物館・表慶館に「インドの仏展」を観に行きました。

 「コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流」というのが正式な展覧会の名称のようです。

 4/28から平成館で始まった鳥獣戯画展もあるし、国立博物館自体が混んでいるかと思いきや、鳥獣戯画展に向かう人も意外と少ない感じで、国立博物館の入り口はすんなりと通過出来ました。入場した人は殆ど平成館の鳥獣戯画展に行きますから、表慶館のインドの仏展は空いていて、じっくりと落ち着いて鑑賞出来ます。

 展示物はかなりの割合で岩に掘られた石仏で、表情などが日本の仏像とは明らかに違っていて、どこか躍動感があるというか人間的というか、そんな動きを感じさせてくれるようなものが多かった印象です。

 出かけて正解、意外と見応えがありました。でも5/1で終わってしまうんですね。




2015年4月18日土曜日

マグリット展

 国立新美術館に「マグリット展」を観に行きました。

 ルネ・マグリットはシュルレアリスムの巨匠の一人だと思いますが、一般的にはシュルレアリスムの画家というとダリやキリコになってしまい、絵画にあまり興味が無い人にはそれ程知名度が高いとは思えません。ただ今回鑑賞すると、とても現代的でデザイン性に優れた作品が多く展示されていて、何が描いてあるのか良くわからない絵画も多い現代絵画の中では、少なくともマグリット作品は描いてある対象はわかります。(タイトルと結びつかないし、理解できたとは言えませんが)

 「ルーヴル美術館展」が同じ国立新美術館で開催されている事もあってか然程混雑していなくて、土曜日ですけどゆったりと鑑賞出来ました。展示された作品も全てマグリットの作品で、とても充実していたと思います。

 不条理な世界というだけでなく時に薄気味の悪い作品もありますけど、抽象的で何かを暗喩している作品は観ていて飽きませんでした。

 「光の帝国Ⅱ」や「ゴルコンダ」などは知名度も高い作品ですが、独特の情感を感じて面白かったですね。






2015年4月12日日曜日

宝塚宙組公演「TOP HAT」

 赤坂ACTシアターに宝塚宙組公演「TOP HAT」を観に行きました。宙組の新トップスター朝夏まなとのお披露目公演で、1935年公開のフレッド・アステア主演の映画を2011年に舞台化したミュージカルを宝塚がアレンジした作品になります。

 全体的に古き良き時代のアメリカのミュージカルという印象がとても強い作品で、こういう脳天気な明るさが何ともアメリカの昔のミュージカルという感じです。ジャズに乗ったタップダンスのシーンも多くて、宝塚のミュージカルにしてはやや異色という印象を受けましたが、違和感は全く感じませんでした。

 ブロードウェイのスーパースター・ジェリーとファッション・モデルのデイルの、すれ違い・思い違いからくるドタバタを描いたラブコメディ・ミュージカルですが、新トップ・コンビによく似合った作品で物語の展開も上手く出来ていて楽しかったです。

 出演者がセリフをとちったみたいですが、コメディだとそれも味わいになるから良いですね。でもコアな宝塚ファンではない私なんかは稽古不足?とも感じてしまいますが・・・。

 家内に付き合って観に行く宝塚の舞台。特にお気に入りがいるわけでもなく、作品に当たり外れがあるのは仕方がありませんけど、この作品は当たりでしたね。



2015年4月11日土曜日

映画「ナイトミュージアム/エジプト王の秘密」

 映画「ナイトミュージアム/エジプト王の秘密」を観ました。

 「ナイト・ミュージアム」シリーズの3作目になります。

 謎の石板の魔法の力で、夜になると展示物が生命を持って動き出すニューヨーク自然史博物館。しかし石板に異変が生じて、展示物たちの動きがおかしくなる。どうやら石板の魔力が薄れてきていることに気づいた博物館の夜間警備員ラリー(ベン・スティラー)は、その謎を解明すべく、イギリスの大英博物館に石版と展示物の仲間たちを連れて乗り込むのだが・・・。

 ルーズベルト役のロビン・ウィリアムズは亡くなっているんですね。何やら残念です。そういう事もあって人気シリーズもこの作品でおしまい、または続くとしても全く別の内容になりそうな展開です。

 元々ありえない内容の作品ですし、理屈にこだわらずに何も考えずに素直に起こる事件を楽しむ作品です。父と子の確執(とまでは行ってませんけど)や新しい旅立ちや別れなどが色々な形で描かれていて、楽しい中にも筋が一本通っていたような気がします。







2015年4月5日日曜日

宝塚星組公演「黒豹の如く」

 東京宝塚劇場に宝塚星組公演「黒豹の如く / Dear DIAMOND!!」を観に行きました。星組トップスター・コンビの柚希礼音と夢咲ねねの退団公演になる舞台ですが、お芝居もショーも如何にもトップスターの退団公演向けに作られたという印象が強かったです。

 「黒豹の如く」は大航海時代にスペインのために活躍した海賊ソロの子孫にあたり、「黒豹」の異名を持つスペイン艦隊参謀で海軍大佐のアントニオ・デ・オダリス伯爵を主人公にした歴史ロマン。第一次大戦直後のスペインを舞台にしてアントニオと彼のかつての恋人で今はラミレス侯爵未亡人となったカテリーナとの愛と、スペイン国内で渦まく陰謀を描いた作品です。

 何だか良くわからない展開が繰り広げられます。物語に説得力が欠けているため訳がわからない。愛しあう二人が別れなければいけない理由もピンと来ないし、夫を毒殺したとしてカテリーナが脅迫されていたというのも不思議。それが事実なら強請られても分かるけど、そんな事実がない中でなぜ強請られなくちゃいけないのかな・・・。まぁ他にも不自然なところが多々あって内容的には眠くなるような話ですが、トップスターを観るだけならこれもありなのか。

 家内に言わせれば、柚希礼音が格好良ければいいのよとの事。宝塚ではそうかも知れません。もっとコメディタッチな作品なら気にならないんですけどね。


 ショーの「Dear DIAMOND!!」も退団公演に相応しい演出で、こちらは中々上手く構成されていました。柚希礼音は気取らないトップスターなんでしょうか、2階席の通路にも現れて、ファンとハイタッチなどしていました。全体的に明るいし、しみじみしたところをあまり感じさせないところが値打ちです。