2016年4月30日土曜日

黄金のアフガニスタン-守りぬかれたシルクロードの秘宝-

 東京国立博物館・表慶館に「黄金のアフガニスタン-守りぬかれたシルクロードの秘宝-」展を観に行きました。

 表慶館で開かれる展覧会は意外と空いている事が多いのですけど、この黄金のアフガニスタン展は予想外の混雑ぶりでした。平成館で開かれていた黒田清輝展よりも、人口密度から言えば混雑していたのではないでしょうか。

 アフガニスタンと言えば、内戦とタリバンの勢力伸長で仏教遺跡に大きな被害が発生したことで知られています。

 もともとシルクロードの要地として栄えた場所ですから、古代ギリシアやローマの影響を受けた遺跡も多いらしくて、この展覧会で古代ローマ展でも観ているような遺跡が展示されているのが、やや不思議でした。

 私のイメージでは、もっと仏教遺跡に関する展示が多いものと思っていました。

 今回の展覧会の目玉のひとつが、アフガニスタン北部のティリヤ・テペで1978年に発見された、有力者の6基の墓に埋葬されていた装身具で、金やトルコ石などの宝石がふんだんに用いられた見事な装飾品が展示されています。

 こういう人類の宝物が狂信的な過激派により破壊されるのは、とても残念なことですが、今回の展示品はそういう事態を防ぐために、身の危険も顧みずに貴重な文化財を隠匿した国立博物館職員たちの勇敢な行動によって残されたものだそうで、そういう点でも意義深い展覧会になっています。




特別展「生誕150年 黒田清輝 ─ 日本近代絵画の巨匠」

 東京国立博物館・平成館に「黒田清輝 - 日本近代絵画の巨匠」展を観に行きました。

 黒田清輝と言えば「湖畔」で広く知られ、日本に近代西洋絵画を広めた人物ですが、意外と彼の作品を生で見る機会は少ないような気がします。

 有名な「湖畔」は、私が子供の頃に初めてシートで購入した記念切手になっているし、教科書にも掲載されていて、日本の絵画の中で最も知られている作品の一つだと思いますが、私は記憶にあるかぎり本物を観るのは初めてだと思います。

 黒田清輝は描いた作品もさりながら、フランスに留学中に近代絵画を広く学び、日本に近代美術を広めた功績が大きく、また黒田自身もそういう使命感を持っていた点が偉大な人物だと改めて思いました。

 日本に分かりやすい形で西洋絵画を伝えるために、彼自身の画家としての欲求は抑えがちだったような雰囲気もあり、案外と巨匠の割には大作が少なく、先駆者としての苦労が忍ばれます。

 今回の展覧会は黒田清輝の生誕150年を記念した大回顧展で、黒田清輝の代表作がほぼ網羅されている展覧会となっていますが、会場が意外に混雑していないのが不思議でした。





2016年4月29日金曜日

迎賓館赤坂離宮を見学しました

 東京都港区の迎賓館赤坂離宮を見学しました。

 今年から一般公開されている迎賓館、事前にインターネットで予約して、指定された時間に出かけましたが、それでも長い列が出来ていました。

 入場者一人ひとりの手荷物検査があるので、まぁ当然といえば当然ですね。

 前庭の見学は無料で自由に出来ますが、但し好き勝手に入れるわけではなく、かなり行列が出来ていました。

 私たちが見学したのは迎賓館本館と主庭で、こちらは事前にネットで申し込むか、当日に先着順で受付を済ませるかです。当日受付の場合は早めに行って済ませて、入場時間まで待たなくてはいけないので面倒そうです。

 料金は大人千円でした。券売機を使うのですが、5千円、1万円札が使えなかったので、千円札がないといけない。

 本館内は撮影禁止で、階段の手すり以外は触れるのもNG。当たり前ですけど・・・。

 入場者数に制限がありますので、混んではいるけど押し合いへし合いする程ではありません。

 色々な広間を見学しましたが、流石に海外の賓客を迎える施設ですから豪華なものです。基本は洋風ですが、ところどころに日本を意識した意匠が取り入れられているのが面白いです。


迎賓館本館と主庭



 迎賓館本館を見学した後は、主庭を見学して、前庭の方に出てから帰りました。

 迎賓館は門の外から見たことはありますけど、中に入るのは初めてです。キョロキョロしてしまいました。


前庭と迎賓館本館



2016年4月24日日曜日

宝塚雪組公演「るろうに剣心」

 東京宝塚劇場に家内と二人で宝塚雪組公演「るろうに剣心」を観に行きました。

 随分と前に少年ジャンプに連載されていた和月伸宏氏の時代マンガをミュージカル化した作品です。原作は佐藤健主演で実写映画化されてヒットしましたので、マンガの方に馴染みがなくても題名くらいは聞いたことがある人が多いと思います。

 最近、少年マンガを原作にした宝塚ミュージカルが増えてきていると思いますが、この作品などは宝塚向きなのかな?と思いましたが、妙に人気があるようで、チケットが全く取れないと家内が嘆いていました。

 物語は幕末に「人斬り抜刀斎」として恐れられた伝説の暗殺者・緋村剣心が、明治維新の後「不殺(ころさず)の誓い」を立てて、寂れた剣術道場・神谷活心流の少女師範代・神谷薫の元に転がり込み、明治の世にアヘンを広めようとする悪人たちと戦うと言った話です。

 昔原作マンガを読んだ記憶はありますが、それ程感心したわけでもないのでハッキリとおぼえていません。ただ筋書き自体は他愛のないもので、概ね原作通りのような印象でしたし、トップスターの早霧せいなの剣心にも違和感は感じなかったですね。

 作品はつまらないわけではなく、よく出来ているといえばよく出来ているのですが、宝塚を代表するような新しい作品が生まれたという事でもない。というのが、チケットを取るのに苦労した家内の感想で、まぁそうだなと私も思いました。

 やっぱり宝塚歌劇は、もう少し絢爛豪華というか華やかな舞台のほうがあっていると思います。




2016年4月23日土曜日

生誕300年記念 若冲展

 江戸時代の日本画家、伊藤若冲の生誕300年を記念した「生誕300年記念 若冲展」を、家内と二人で上野の東京都美術館に観に行きました。

 伊藤若冲は今一番人気があると言っても過言ではない日本画家だと思います。会期が 2016年4月22日(金)~5月24日(火) と短いこともあって混んでいました。

 今回の目玉作品は「動植綵絵」の30幅と、若冲が京都の相国寺に寄進した「釈迦三尊像」の3幅で、これが東京で一度に見られるのは初めての事だとか。

 2Fにズラッと展示室を一周するように展示されていましたが、流石にスゴイわ。ひとつだけ出品されていても、その展覧会の目玉になるような作品なのに、それが30幅、ゆっくりと観られるのは本当にうれしい。

 今日は混雑するだろうと思って、開館の1時間前に東京都美術館に行きましたが、既にそれなりの列が出来ていました。それでも比較的早めに入場できて、作品をじっくりと鑑賞出来ました。

 私は始めから順番に鑑賞していきましたが、家内はまずは「動植綵絵」を観ると言って2Fに直行。私が行った時でも鑑賞できましたけど、家内の時はもっと空いていたと言う話です。混んでくるとゆっくりと鑑賞できなくなるから、家内が正解だったかもしれません。

 ただ今回の出品作は粒ぞろいで、「動植綵絵」以外の作品もすごく良かったですね。

 会期中に、出来ればもう一度観に行きたいですね。





2016年4月17日日曜日

わたらせ渓谷鉄道のトロッコ電車と日光東照宮

 家内が一度乗ってみたいと言っていた「わたらせ渓谷鉄道」のトロッコ電車に乗るために、日帰りで群馬県の桐生に出かけました。

JR両毛線 わたらせ渓谷鉄道 の桐生駅前
今回の旅の目的は、以下の3つです。

 1.「わたらせ渓谷鉄道」のトロッコ電車に乗る
 2.日光・東照宮に参拝する
 3.宇都宮で餃子を食べてから帰る



わたらせ渓谷鉄道のトロッコ電車 わっしー号

 まず栃木駅からJR両毛線に乗って、桐生駅に行きました。

 トロッコ電車に乗るには整理券が必要ですから、事前にJRのみどりの窓口で購入しておきましたが、乗車券は桐生駅で購入します。

 わたらせ渓谷鉄道ではスイカやパスモが使えないので、桐生駅で一旦改札を出て、券売機で終点の間藤駅までの乗車券を購入しました。尚、乗車券は1,110円、整理券は510円です。

 ホームで少し待つうちに、9:30桐生発のわっしー1号が到着しました。



わっしー号の車内


 わっしー号の車内には昔懐かしいような木の座席に木のテーブルが置いてあります。ただ車内は団体客用に予約テーブルが決められていて、一般の乗客はそれ以外の席に座らないといけないのですが、それが案外と少ない印象です。

 電車は二両編成ですけど、見晴らしの良い展望車は一両だけで、乗車定員が決まっていますので、事前に整理券を買っておく必要があるとの事。

 かなりの席が団体用になっていますけど、団体客は大間々駅から神戸駅の間だけの乗車でしたので、その区間以外は逆に空いていて快適です。



進行方向にある模擬運転台

 トロッコ電車の先頭部に模擬運転台があり、自由に利用できる展望席になっています。

 子供優先で交代で利用できるようですが、私たちが乗った車両にはお子さんが乗っていなかったので、利用できました。線路の上を走る電車からの景色が素敵です。
 (専有するのは止めましょう)



トンネルは入ると車内にイルミネーションが・・・



 神戸駅と沢入駅の間にある草木トンネルに入ると、約10分間イルミネーションが点滅します。面白いサービスですね。


桜がキレイな無人駅




車内から見れる白御影石のある川

 桐生を9:30に出発したトロッコ電車は、終点の間藤駅に11:08に到着しました。およそ1時間30分ほどの短い時間でしたが、何となく旅情を感じられるような時間でした。

 間藤駅は無人の駅ということですが、それ程寂れた印象でもありません。



無人の間藤駅の駅舎

 わたらせ渓谷鉄道のトロッコ電車に乗る人は、電車に乗ることが目的の人が多いので、終点の間藤まで行かずに途中下車するか、往復券を買って戻るかする人が多いみたいですが、私たちは間藤駅からバスに乗って日光東照宮の見学に行きます。



間藤駅に停車中のわっしー号。これから折り返しで桐生に戻る。

 間藤駅前のバス停でしばらく待ち、11:22発の日光市営バスに乗って、東照宮に向かいました。乗客は殆どいなくて、バスもマイクロバスのような小ぶりのバスです。

 このバスには30分程度しか乗車しませんけど、料金は1,020円と高めです。でも乗客も少ないし、仕方がないのかもしれませんね。


間藤駅前のバス停に近づく日光市営バス

 総合会館前バス停で下車して日光東照宮へ行きましたが、土曜日の割には意外と空いていました。

 神橋の辺りで弥生祭りというお祭りがあったみたいなので、観光客はそちらを見学していたのでしょうか?



東照宮の鳥居


 何年か前に来た時も輪王寺や陽明門は修復作業中でしたが、今回もまだ作業中です。

 しかしそれでも、日光・東照宮は絢爛豪華なままです。今回は色々廻ることはせずに、東照宮を見学するだけですので、奥の院まで足を伸ばしました。



200段の石段を上がった奥の院の鳥居


 眠り猫のあるところから、奥の院まで石段が丁度200段あるそうです。疲れましたが何とか上がれました。



奥の院 家康公が葬られている宝塔

 奥の院に行った後は二荒山神社を参拝してから、東武バスでJR日光駅まで行きました。


二荒山神社

 日光には何度も行っていますが、いつも東武線を利用していて、JRを利用した記憶がありません。今回、初めてJR日光駅に行きました。


ものすごくレトロな雰囲気のJR日光駅



JR日光駅の2階にある1等車乗客用の特別待合室

 JR日光駅の駅舎は、それ程大きくはないけどすごく雰囲気のある建物で、ちょっと他で見られないようなレトロな建築です。

 2階には1等車乗客専用だったという特別待合室が展示されていて、風雅な舞踏会でも行われるかのような佇まいです。

 この駅舎を知らなかったとは、何だかもったいないことでしたね。

 JR日光を15:20に出発して、宇都宮に16:02に到着。

 宇都宮で少し早い夕食で餃子を食べて帰宅しました。

 まだ桜が残っていて、花見がてらの楽しい日帰り旅行が出来ました。