2013年12月31日火曜日

2013年に観た映画

 今日で2013年もおしまいです。

 年々鑑賞する映画が減っているような気がします。観音霊場巡りもあまりしませんでしたね。

 そんな中で私が今年2013年に劇場で観た映画は以下の通りです。


 「ホビット 思いがけない冒険

 「のぼうの城

 「007 スカイフォール

 「テッド

 「オズ はじまりの戦い

 「ジャックと天空の巨人

 「ヒステリア

 「図書館戦争

 「オブリビオン

 「ホワイトハウス・ダウン

 「スマイル、アゲイン

 「ワールド・ウォー Z

 「風立ちぬ

 「ゴースト・エージェント/R.I.P.D.

 「フローズン・グラウンド

 「そして父になる


 一番良かったのは「そして父になる」、楽しめたのは「テッド」、大作感があったのが「ホビット 思いがけない冒険」、期待はずれが「ゴースト・エージェント/R.I.P.D.」でしたが、今年観た映画は比較的ハズレがなかったように思います。

 また来年面白い映画に巡り会いたいものです。

 それでは皆様、良い年をお迎え下さい。

2013年12月14日土曜日

そして父になる

 映画「そして父になる」 を今更ながら観ました。

 私の場合、映画は家族や夫婦で出かけることが多いのですが、私の家族はどうも心温まる映画には関心がないようで、この映画は一人で観てきました。

 エリート・サラリーマン夫婦と町の電気屋さんの夫婦の子供が取り違えられ、子供が6歳になった時に血液型の検査でそれが判明する。その顛末と一部始終を描いた作品になります。

 物語は淡々と語られていく印象です。特に劇的という場面もない。奇をてらう場面もないし、お涙頂戴もない。でも観ているうちに心に染みてくるような映画で、私はこういう作品は好きだなぁ。


 建設会社に務めるエリート・サラリーマン野々宮良多(福山雅治)と妻みどり(尾野真千子)、それに息子の慶多(二宮慶多)を中心に物語は進みます。家族よりも仕事一筋の良多は子供が病院で取り違えられた事を聞いて「やっぱり、そういうことか」と呟いてしまいます。慶多は大人しく良い子ですけど、優秀な良多には物足りなかった。自分にあまり似ていないとも思っていたのでしょう。

 
 一方で小さな電器店を営む斎木雄大(リリー・フランキー)ゆかり(真木よう子)夫婦には、取り違えられた長男琉晴(黄升げん)とその弟・妹の3人の子供がいて、経済的に豊かではないけど子どもと触れ合う事が多い家族です。


 この2組の夫婦はお互いの子供を交換することを決めますが、本当の子供に感じる愛情とともに、6年間一緒に暮らしてきた子供への思いも捨てることが出来ません。

 この事件が起こるまでは子どもと過ごす時間があまりなかった良多が、初めは町の電器屋とバカにしていた斎木家のあり方、本当の自分の子供琉晴への気持ち、そして慶多に父親らしいことをしてこなかった事、でも慶多に感じる親子の繋がりのようなものなどから、人間として父親として成長していく中で見えてくるもの。そのあたりを演じた福山雅治が上手でしたね。

 素敵な映画でした。







2013年11月24日日曜日

宝塚月組全国ツアー公演「JIN - 仁 - / Fantastic Energy!」

 さいたま市文化センターに宝塚月組の全国ツアー公演「JIN - 仁 - / Fantastic Energy!」を観に行きました。

 「JIN - 仁 -」は 村上もとか原作のコミックを舞台化した作品。幕末の江戸にタイムスリップした外科医南方仁が、道具も何もない中で、現代の医療の知識を活かして人々を救い時代を変えていく物語で、大沢たかおと綾瀬はるか主演のTVドラマも大ヒットしました。

 しっかりしたテーマと長大な作品をどうまとめているのか興味深かったですけど、個人的には今ひとつぼやけていたというか無理があったように思いました。あの話を1時間半に絞るのは大変ですよね。但し一緒に観た家内は良かったと言っていましたので、私が原作を好きだった分見る目が厳しいのかも知れません。

 「Fantastic Energy!」は華やかで明るくて宝塚らしくて良かったですね。

 地方公演だとたまに感じるのですが、舞台と客席の一体感が強くなるような気がします。このショーも出演者が客席に何度か下りてきて、そういう時はやっぱり盛り上がります。

 舞台装置の不具合があったようで、開演が15分ほど遅れました。舞台はこういうハプニングがあって面白い。

2013年11月5日火曜日

映画「武士の家計簿」

 動画配信サイト「Hulu」で、森田芳光監督、堺雅人、仲間由紀恵主演の時代劇「武士の家計簿」を観ました。

 幕末の加賀藩に実在した御算用者で、そろばんバカと呼ばれた実直な武士猪山直之(堺雅人)の半生を描いた作品です。実際に猪山家に残された家計簿を、歴史学者の磯田道史氏が「武士の家計簿 『加賀藩御算用者』の幕末維新」として著したものが原作になっています。

 激動の時代ながら、猪山直之自身の生活は淡々としたものです。当時の武家が一般的にそうだったように、多額の借金を抱えた猪山家。その借財を律儀に家計を倹約して返済していく姿が中心になっています。

 あくまでも加賀藩の中級武士の家庭内の物語が中心であって、起伏に富んだ時代劇を期待すると残念ですが、私はなかなか興味深く楽しんで鑑賞しました。

 けっして時代を変えるような派手なものではないけど、筋を通し抜いた武士の生き方が見事な作品です。


 


2013年11月3日日曜日

映画「フローズン・グラウンド」

 映画「フローズン・グラウンド」を観ました。

 1980年代にアメリカのアラスカで実際に起こった連続殺人事件を元にしたサスペンス映画です。

 12年間に24人以上の女性を誘拐・監禁し、凌辱した後で殺害した殺人犯を演じたジョン・キューザックが、私が今まで観た映画では人の良い主人公役が多かっただけに、こういう演技も出来るのかと思わせてなかなかの熱演でした。

 犯人を追う警察官を演じたのはニコラス・ケイジで、どこか影がありながらも沈着で心優しい警官役にピッタリという感じ。

 もっと猟奇的で気味の悪い作品かと思いましたが、犯人当ての映画ではなく、犯人だろうと目星をつけている人物が犯した証拠を如何にして入手するかという場面に焦点を当てた作品で、見応えがありました。

 犯人逮捕に大きく寄与した逃げ出した被害者の女性が未成年の売春婦だった事で、地元の警察が連続殺人事件との関連を考えなかった辺りに、当時の社会性が描かれています。




2013年10月27日日曜日

映画「ゴースト・エージェント/R.I.P.D.」

 映画「ゴースト・エージェント/R.I.P.D.」を観ました。

 麻薬取り締まり捜査で同僚の悪徳警官に殺された刑事ニック(ライアン・レイノルズ)。しかし刑事だった職歴を買われて、死んでからもこの世に居座って害をなす悪霊たちを捕まえる霊界の組織R.I.P.D.のメンバーとなる。

 コンビを組むのは変わり者のベテラン捜査官ロイ(ジェフ・ブリッジス)。ところが二人で捕まえた悪霊が隠そうとしていた金塊は、ニックが殺された事件のきっかけとなったものだった。事件の謎を捜査する二人の前に現れたのは・・・。



 軽いノリのアクション・ファンタジィといった作品です。異界と人間界の間で活躍する捜査官というとメン・イン・ブラックとか、コンスタンティンとかを思い浮かべますが、この映画はもっと軽くて中身が薄い作品です。

 私は基本的にはこういう映画が好きですが、それでもこの映画はバカバカしすぎて、今ひとつ乗りきれない感じでした。設定はそれなりに面白いと思うのですけどね。







2013年10月19日土曜日

坂東三十三ヶ所観音霊場巡り その11

 1年ぶりに坂東三十三ヶ所観音霊場巡りに出かけました。今回は第十九番札所、栃木県の大谷にある天開山大谷寺(大谷観音)に参拝しました。天気が今ひとつ冴えない日でしたが、久しぶりの観音巡りで気分はとても良いですね。

 前回までのブログはこちら
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 一番~四番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 五番~八番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 九番~十一番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 十三番~十四番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 十二番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 二十九番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 十五番~十六番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 十七番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 十八番
  → 坂東三十三ヶ所霊場巡り 二十番


●第十九番札所 天開山大谷寺 拝観料 300円

 JRの宇都宮駅から大谷・立石行きのバスに乗っておよそ25分くらいでしょうか、大谷観音前のバス停で降りて徒歩5分くらいで大谷寺に着きます。天気も今ひとつだったこともあってか、観光地になっている割りには空いていましたが、おかげさまでゆっくりと参拝が出来ました。


大谷観音山門


大谷寺本堂


  ご本尊の千手観音は弘仁元年(810年)に弘法大師により大谷石の自然石を刻んで造られたと伝えられる像で、この土地の特色が良く出ている素晴らしいご本尊です。さすがに写真は禁止ですけど、間近にご本尊を拝めるのはありがたい事です。


本堂出口の案内ポスターにあったご本尊の写真



仁王像



 それ程広いお寺ではありませんけど、ご本尊以外にも岩に掘られた仏様があって、何となく敬虔な気持ちになりました。




 大谷観音をお参りした後は、すぐ近くの公園にある平和観音を見ました。こちらも大きくて立派な観音様です。階段を登ると観音様の頭の辺りに出て周囲の景色を一望出来ます。


平和観音

  平和観音を見物した後は、徒歩10分くらいの場所にある大谷資料館で、大谷石を採石した場所を見学しましたが、ここが素晴らしかった。

入り口から地下の採石場跡を望む

 こんな場所で大谷石を採石したのかと感動しました。神秘的な場所で少しエジプトのピラミッドの中を連想してしまいました。(行ったことはありませんが)




 600円の入館料の価値が十分にありましたね。本当に素晴らしかった。




 帰りは宇都宮に出て名物の餃子を食べてから帰宅しました。有意義な日でしたね。しかし霊場巡りも33箇所しか廻らないのに、まだまだです。




2013年10月13日日曜日

ターナー展に行きました

 東京都美術館に「ターナー展」を観に行きました。

 英国の風景画の巨匠ですが、日本での知名度は印象派の画家と比べてそれほど高くないと思います。巨匠の展覧会のわりには然程混んではいませんでした。




 でも中身の濃い展覧会だったと思います。巨匠の生涯を網羅するような展示作品の質で、水彩画が比較的多かったような気がしますが、油彩の作品も粒ぞろいと言う気がしました。

 私はローマの将軍レグルスの逸話から描かれた作品が、逸話を読んだせいもあって実に印象深かったです。

 それにしても風景画家というのは、晩年になると形態がはっきりしない絵を描くようになるのが不思議ですね。初期の頃はコローに通じるような作品のターナーも、晩年の作品は モネのような色彩が溢れた作品が多くなって、近代絵画の始まりの人という印象を受けました。



 

2013年10月5日土曜日

日光戦場ヶ原に行きました

 日光戦場ヶ原ハイキングに久しぶりに行きました。

 生憎と天気は今一つで、特に中禅寺湖あたりではモヤが出ていましたが、竜頭の滝を超えたあたりからは曇り空に変わり、戦場ヶ原に入る光徳ではそこそこの気候。思ったよりも寒くなく、暑くもなく、絶好のコンデションでした。






 何よりも良かったのは空いていたこと。草紅葉が見頃な季節ということで、もっと混んでいるかと思いましたが、出かけたのが平日という事もあってあまり混んでいませんでした。




 しかも竜頭の滝より先では紅葉が始まっていて、これが予想外に綺麗でした。草紅葉も良かったし、秋を満喫したような気分です。




 やっぱり日光は良いですね。ストレスが解消されて気持ちが変わります。




 光徳から竜頭の滝まで歩きましたが、有意義な一日となりました。







 

2013年9月23日月曜日

国立科学博物館の深海展

 国立科学博物館に「特別展 深海」を観に行きました。

 以前NHKでダイオウイカのドキュメンタリーが放映され、それを見た家内がこの展覧会に興味を持って観に行きたという事で行きましたが、混んでいたのに驚きました。




 9時開場で、多分10分前位に着いたと思うのですが、長蛇の列。入場するのに小一時間かかりました。あえて夏休みは混むだろうと、秋になってから行ったのに予想外です。

 でも展示はなかなか興味深く面白かったです。深海は宇宙と並んで未知の世界で、独特のロマンがあります。しかも見たことも想像したこともないような生き物がいて、そういう意味では宇宙よりも面白いかもしれない。

 有人潜水調査船「しんかい6500」の実物大の模型がいきなり展示してあって、おおっと言う感じです。写真に撮ったけど、私の腕前が悪くてどうも実物の感じが出てこない。ブログにアップできるレベルでないことが残念。




 入場する時に時間はかかりましたが、中はゆったりと見れて良かった。こういう入場制限している展覧会がこれから増えるのかもしれませんね。


 

2013年9月14日土曜日

宝塚月組公演「ルパン -ARSENE LUPIN- / Fantastic Energy!」

 先日、東京宝塚劇場に月組公演「ルパン -ARSENE LUPIN- / Fantastic Energy!」を家内と観に行きました。

 「ルパン」はモーリス・ルブランの「ルパン、最後の恋」をミュージカル化した作品で、今は亡きレルヌ大公に娘カーラ(愛希れいか)の後見人の一人になることを要請されたアルセーヌ・ルパン(龍真咲)とカーラとの恋に、ルパンを陥れようとする策謀を交えて描いたミステリィ・ロマンスです。

 昔はこういう物語を宝塚のミュージカルにすると、何となく曖昧な結末になることが多かったのですが、最近はロマンス小説風なハッピーエンドが増えているような気がします。

 あまりメリハリは感じませんでしたが、これはこれで良いのでは・・・。

 「Fantastic Energy!」はとても賑やかなショーでした。特に前半は大人数で明るく華やかな舞台が続いて、少し珍しい印象を受けました。

 出演者全員が登場しているのでは?と思うほど舞台いっぱいに人が居ると、なかなか壮観ですね。反面トップスター二人だけの舞台が少なかったような印象です。





2013年9月8日日曜日

9月花形歌舞伎 陰陽師 滝夜叉姫

 東銀座の歌舞伎座に行きました。

  観劇したのは夜の部、新開場記念の新作歌舞伎「陰陽師 滝夜叉姫」です。夢枕獏の同名小説を元にした作品で、伝統芸能の歌舞伎は予備知識がないとわかりづらいという印象がありますけど、新作であることや出演者が若手揃いということもあって、普通に楽しめました。





 平安の都を乱す出来事から20年前の平将門の乱の回顧場面に移り、また今の京の都を揺るがす陰謀を陰陽師安倍晴明が阻止するという物語。

 安倍晴明は市川染五郎、源博雅は中村勘九郎、平将門が市川海老蔵で藤原秀郷が尾上松緑、滝夜叉姫は尾上菊之助、興世王(おきよおう)が片岡愛之助という配役は、人気若手役者が総出演といったところらしい。

 私は歌舞伎や梨園にそれ程詳しくありませんが、実際に舞台を観て市川海老蔵さんは実に千両役者だなぁと思いました。

 チケットが高いのは別にして、そんなに伝統芸能だと構えて観なくても大丈夫ですね。歌舞伎座自体、客席と舞台がそれ程離れていないし、見やすい感じです。






2013年9月1日日曜日

映画「風立ちぬ」

 宮崎駿監督の最新作「風立ちぬ」を観ました。

 ゼロ戦を開発した設計技師堀越二郎氏の半生記というような作品です。

 内容から言えばアニメにする必要のない映画だと思いますけど、でもジブリのアニメならではの表現があって、私は良い映画を観た充実感を感じています。

 子供向きだとは思えませんし、一つのテーマを追求したという印象も受けませんでしたが、飛行機というものに捕らわれてしまった堀越氏の少年時代から始まる物語は、昭和の景色や堀越少年の夢の世界の美しさ、結核を患う女性里見菜穂子との愛と別れ、空を自由に飛び回る飛行機というものに対する憧れを見事に描いて感動的でした。

 ただ物語に起伏が少なく、全体的に淡々としているので、好き嫌いがハッキリ分かれるような気はします。あまり面白くなかったと言う人がいても不思議はない感じ。

 先日NHKを見ていたら、この作品で重要なポジションを占めるイタリアのジャン・カプローニ伯爵のお孫さんという方が出演されていて、ベネチア映画祭で上映される「風立ちぬ」を観るのが楽しみだと話されていましたが、そういう思いを持つ人が観ると深い感動を覚えるような作品だと思います。





2013年8月31日土曜日

ワールド・ウォー Z

 ブラッド・ピット主演のゾンビ映画「ワールド・ウォー Z」を観ました。

 全世界で奇病が発生し、死んだ人間がゾンビ化して人間を襲う。ゾンビに噛まれた人間は、ゾンビとして蘇り、生きている人間を襲う。

 国連の優秀な捜査官だったジェリー(ブラッド・ピット)はその技能を買われ、人間がゾンビ化する原因と思われる未知のウイルスの謎を解明しようとする細菌学者の警護と案内人を兼ねて、韓国内にある米軍基地に向かうのだが・・・。


 のっけから怒涛の勢いで人類に襲いかかるゾンビたちが登場して、ハリウッド映画らしい迫力あるアクション・シーンが展開されます。以前はゾンビといえば不死だけど動きが緩慢という印象がありましたが、最近ではそうでもなく、特にこの作品のゾンビたちの勢いはすごい。

 人間がゾンビ化して社会が壊滅状態に陥る話というと、少し前ならウィル・スミス主演の「アイ・アム・レジェンド」、最近ではコミックの「アイアムアヒーロ」が印象的ですが、この作品の雰囲気もどこかそれに似ているような気がします。

 色々と疑問に思うことは多いし、「アイ・アム・レジェンド」のような奥の深さはありませんけど、そういう事を考える時間もなく展開されていく勢いがある映画ですので、単純に楽しめました。


  



2013年8月25日日曜日

映画「スマイル、アゲイン」

 映画「スマイル、アゲイン」を観ました。

 セルテック(中村俊輔がプレーしたスコットランドのサッカーチーム)でキングと呼ばれていた名プレイヤーのジョージ・ドライヤー(ジェラルド・バトラー)は、怪我が原因で引退、その後は生活が乱れていたが心機一転、元妻のステイシー(ジェシカ・ビール)と息子ルイス(ノア・ロマックス)が暮らしているアメリカに移ってくる。

 しかし職は見つからず、ルイスは自分にあまり懐かず、ステイシーは同棲中の男性との結婚を間近に控えている。

 そうした中で、ふとしたきっかけからルイスが所属している少年サッカーチームのコーチをする事になってしまったジョージは、メンバーの母親たちの関心を集めるが、ジョージのだらしない姿にルイスは反感を持つ。


 父と子、家族の再生を主題にしたヒューマン・ストーリーですが、映画を観る前に何となく思っていたよりもユーモラスで、面白い作品でした。

 ジェラルド・バトラーが、それはちょっと違うだろうと思うような、少し情けない父親を好演しています。彼の周りに集まる母親軍団にキャサリン・ゼタ・ジョーンズやユマ・サーマンなどが出演していて、案外と豪華な出演者ですね。

 感動的な話という実感はありませんでしたが、こういう映画は私の好みなので楽しめました。




2013年8月20日火曜日

ホワイトハウス・ダウン

 映画「ホワイトハウス・ダウン」を観ました。

 バツイチの議会警察官ジョン・ケイル(チャニング・テイタム)は、別れた妻と暮らす一人娘エミリー(ジョーイ・キング)との仲が今ひとつしっくりいっていない。アメリカ大統領ジェームズ・ソイヤー(ジェイミー・フォックス)のファンだというエミリーに認められたいという気もあって、ジョンはシークレットサービスへの転身を試みる。

 面接に挑む日にエミリーを連れてホワイトハウスを訪問したジョンだったが、シークレットサービスは不採用となり、それをエミリーに話せないまま、たまたま行われていたホワイトハウス見学ツアーに参加する。

  一方でソイヤー大統領は歴史の節目にいた。イランの大統領が穏健派に変わった事から平和条約を締結し、中東からアメリカ軍を撤退させる政策を今まさに実行しようとしている。軍需産業と一部の保守派はそれを快く思っていない。

  そうした状況の中で、議事堂で大爆発が起こり、それに気を取られている最中に、ホワイトハウスに潜入した謎の武装勢力がホワイトハウスを占拠する事態が発生する。


 少しダイハードのような展開になります。たまたまホワイトハウスにいた元米軍兵士の警察官。武装グループの目を逃れて、単身敵を倒し大統領を救おうとしますが、実の娘エミリーは見学ツアーの客達と一緒に武装グループの人質になっている。

 派手なアクションと大掛かりな陰謀をコンパクトにまとめて、楽しめるアクション映画でした。オバマ大統領をモデルにしたようなソイヤー大統領に人間味があって、たまに笑わせるセリフがあって、緊迫感だけでない点も良かったです。






2013年8月18日日曜日

ルーヴル美術館展  ―地中海 四千年のものがたり―

 上野の東京都美術館に「ルーヴル美術館展 ―地中海 四千年のものがたり―」を観に行きました。

 「地中海」をテーマに、ルーヴル美術館が収蔵する遺跡品や美術品などを展示した展覧会で、展示品の数も多く質も高く、てさすがにルーヴル美術館という展示品が多かったように思います。

 夏休みということもあって家族連れが多かったようですが、入場するのに少し時間がかかりましたが、中はそれ程混んでいるというほどではありませんでした。

 展示品は紀元前の古代エジプトやメソポタミア、ギリシャ・ローマ時代のものと、十字軍以降のものが多かったですね。大英博物館にあるロゼッタ・ストーンの石膏レプリカが展示されていて、レプリカといえどもロゼッタ・ストーンを初めて見たので、おおっと思いました。

 また、見事な彫刻が施された「ローマの石棺」とフェニキアのエジプト型木棺が、その当時に生きていた人たちに対する尊崇の念を感じて良かったです。

 近代に近づいた展示では、シャセリオーという画家が描いた異国情緒を感じさせる絵画の中の情景が気に入りました。

 絵画もほかにも何点か展示されていました。作者は一般的に名の知れた画家ではないと思いますけど、描かれた時代では正統的で高名な画家だったのでしょうね。



 ルーヴルが収蔵する美術品だけで、これだけの展覧会が開けるのですから、本当にすごい美術館ですね。

2013年8月3日土曜日

谷文晁展

 六本木のサントリー美術館に谷文晁展を観に行きました。

 10数年前なら谷文晁の名前など知らなかったと思いますけど、やっぱり「何でも鑑定団」の影響ですかね。洋画は好きだけど日本画には興味がなかったのが、最近では日本画も良いなぁと思います。

 今回の谷文晁展、山水画がとても良かったですね。 谷文晁という方は作風が時代によって変化しているようですけど、特に山水画に味わいを感じました。


 しかしああいう中国の風景は、風情がありますねぇ。

 正直言って今の中国人を見ていると、どうも尊敬出来る人達という感じがしませんが、そうは言っても歴史の厚みが違うというか、文化的に大きなものがあって、日本にも大きな影響を与えていて、そういうところから日本画の名作が生まれて今日まで残って私達に感動を与えてくれる。

 そんな事を谷文晁の山水画を見ながら思いました。中国の山水の名画も見てみたいですね。



2013年7月14日日曜日

映画「リアル・スティール」

 ヒュー・ジャックマン主演の映画「リアル・スティール」をDVDで観ました。

 むかしは優秀なボクサーだったが、今は場末のロボット格闘技のオペレーターをしているチャーリー(ヒュー・ジャックマン)の元に、別れた妻が亡くなり11歳の一人息子マックス(ダコタ・ゴヨ)が残されたとの知らせが入る。

 根無し草のような生活をしているチャーリーには、息子を引き取ることなど思いもよらず、ましてやマックスには裕福な伯母デブラがいてマックスを引き取る気でいる。親権をデブラに譲りながらも、デブラ夫妻がイタリアに旅行している間マックスを預かるチャーリー。始めのうちはかみ合わないチャーリーとマックスだったが、ある晩マックスがロボットの廃棄場で見つけたオンボロ・ロボットを格闘用として調整したことから、父と息子は協力してロボット格闘技の世界に挑んでいく。


 ダメ親父と忘れられていた息子の家族再生の物語に、ロボットのボクシングを絡ませたSF版ロッキー風な作品です。

 基本はよくあるパターンのヒューマン・ドラマですけど、ロボットの格闘シーンがなかなか迫力があります。お金かけているなと思いました。

 シンプルな筋書きですけど、そこが又楽しい作品で面白かったです。



2013年7月13日土曜日

ファインバーグ・コレクション展 江戸絵画の奇跡

 両国の江戸東京博物館に「ファインバーグ・コレクション展 江戸絵画の奇跡」を観に行きました。

 アメリカの科学者兼実業家のロバート・ファインバーグ氏が蒐集した、江戸絵画を中心とする日本美術のコレクションということで、入場して直ぐに展示されているファインバーグご夫妻の挨拶を見ると、ご夫妻ともまだそれほどの年配者でもない様子で、これだけの美術品を一代で収集したというのはすごいですね。

 会場は混んで見れないというほどではありませんでしたが、なかなか盛況でした。

 一緒に行った家内のお目当ては伊藤若冲でしたが、こちらは3点程の展示で少々残念でした。私は酒井抱一などの琳派の作品が充実していたように思いました。


 見た後はミュージアム・ショップで栞を買って、いつものように常設展も観て、昼食をとってから帰りました。



2013年6月30日日曜日

映画「オブリビオン」

 映画「オブリビオン」を観ました。

 どこからともなく現れた謎の侵略者「スカブ」により月が破壊され、「スカブ」との戦いに勝利したものの、地球の半分を失った人類は土星の衛生タイタンへの移住を用意している。

 空中に浮かぶ宇宙ステーション「テット」に海水を汲み上げた後タイタンに向かう予定が、地球に残る「スカブ」の残党が「テット」を攻撃するため、無人攻撃機ドローンとドローンの修理要員としてジャック・ハーパー(トム・クルーズ)とパートナーのヴィクトリア(アンドレア・ライズブロー)の二人が地上に派遣されていた。

 ジャックとヴィクトリアは敵に捕らわれた時に重要な機密を漏らさないためとして記憶を消されているが、ジャックの夢のなかに現れる謎の美女とかつての地球での曖昧な思い出。そんな中、古い型の宇宙船が墜落し冷凍睡眠された乗員はジャックの夢の中に現れてくる美しい女性ジュリア(オルガ・キュリレンコ)だった。


 今まで信じさせられていた世界が実はマインド・コントロールされていた結果だったというテーマのSFは多々あり、そういう意味では以前どこかで観たような内容だと言う気もしますが、この作品は更に一捻りがあり、ジャックとジュリアとヴィクトリアの愛の物語という側面も有って、なかなか考えさせる作品でした。


 

 「スカブ」との戦いにより荒廃した地球の描写も、何か心打つ情景で雰囲気があります。

 トム・クルーズもいい歳なのに、こういう映画に出て頑張って、違和感を感じさせないのはさすがですね。






2013年6月29日土曜日

宝塚歌劇花組公演「戦国BASARA-真田幸村編」

 渋谷ヒカリエのシアターオーブに宝塚歌劇花組公演「戦国BASARA-真田幸村編」を観に行きました。

 
 CAPCOMのゲームを宝塚がミュージカル化した作品ですけど、私は原作ゲームを知らないのでついつい現実の戦国時代を連想して違和感を感じたりしました、2幕の芝居ですが、1幕目を観た印象ではあまり面白くないと思いましたが、2幕目で多少の展開が有って宝塚らしさが出ていました。

 でもどうしても宝塚歌劇は力強さには欠けるので、宝塚で戦国モノをやるには無理を感じます。

 特にこの作品は尋常ならない強さを持つヒーローたちが主人公ですから、そういう点での物足りなさを感じました。それでも主役の真田幸村(蘭寿とむ)や上杉謙信(明日海りお)はそれなりにまとまっていましたけど、真田幸村のライバル伊達政宗(春風弥里)には武将という感じがしなかった。

 以前に逆転裁判を観た時にも思いましたけど、基本的なストーリーは有るとは言え、ゲームの世界をミュージカルにするのは大変ですね。

 ただ主題曲のノリは良かったですね。「バーサーラー、バサラー」ってフレーズは覚えやすくて耳に残る感じがします。






2013年6月23日日曜日

宝塚歌劇雪組公演「ベルサイユのばら-フェルゼン編」

 東京宝塚劇場に雪組公演「ベルサイユのばら-フェルゼン編」を家内と一緒に観に行きました。

 私がフェルゼン編を前回観たのは随分と前、宙組の和央ようかと花總まりがフェルゼンとマリー・アントワネットを演じていました。主役の二人が堂々としていて、特に花總まりのマリー・アントワネットはなかなか大したものだったように記憶していますけど、それに比べると今回の雪組のフェルゼン編は、主役二人の登場場面も少ないし、特にマリー・アントワネット(愛加あゆ)の出番が少なかったように思いました。

 トップスターの壮一帆もそれ程多くの場面に登場しないし、全体的に群像劇という印象で宝塚らしさを感じない舞台。

 個人的な感想では壮一帆は美人で華があるし、歌も上手で良いトップスターだと思いますけどね。

 
 内容はフランス革命に散った人たちの悲劇を描いていて、宝塚らしさがいっぱいでした。やっぱりベルバラは宝塚を代表する演目ですね。








2013年6月16日日曜日

映画「図書館戦争」

 映画「図書館戦争」を観ました。なかなか面白かったですね。

 有川浩の原作を岡田准一と榮倉奈々主演で映画化した作品で、観る前はこの二人でどうなんだろうと思いましたが、全く違和感を感じませんでした。身長差がちょうど良かった感じです。

 映画の舞台は、メディアの過激な表現を規制する「メディア良化法」が施行され、メディア良化委員会が有害図書と指定した本を廃棄出来る権限を持つに至った架空の日本。一方でこの世界では、図書館に本を護る権限を与えている。

 相矛盾する法律の中で、 メディア良化委員会は武力により有害図書を廃棄出来る権限があり、それに対抗して図書館も図書隊という自衛組織を作っていた。

 この作品は、高校生の頃に良化委員会から本を救ってくれた図書隊員に憧れ、自分も図書隊に入った女性笠原郁(榮倉奈々)と、彼女の担当教官となる堂上篤(岡田准一)が、図書隊員の一員としてメディア規制を強化する勢力に対抗する物語です。

 自分を助けてくれた隊員を王子様と偶像化し、鬼教官の堂上を嫌う笠原ですが、実は笠原を助けてくれた王子様は堂上だったことに気がついていない。そんな二人の恋の行方と、メディア良化委員会に対峙する図書隊の戦い(本当に銃器を用いて戦います)を描いて、原作に忠実な作品だったと思います。

 
 本のことで死人が出る程の武力衝突など、いくら架空の世界の話でもありえないと思いますが、有害図書を規制するという名目で行われる言論統制は現実に有りそうです。

 私自身は保守的な人間だと思いますけど、しかし言論の自由は何にも増して護られなければならないと考えていますので、この作品はエンターティメントではありますけど、比喩的な意味で貴重な作品だと思います。 



2013年5月26日日曜日

山寺に行きました

 山形の宝珠山立石寺、通称「山寺」に行って来ました。

 以前から家内が行きたがっていましたが、なかなか機会がなく、且つ又地震雷火事親父が大嫌いという家内が、大震災の余震が気になると言うことだったのですが、今年(平成25年)の4月27日から5月31日までが、根本中堂の薬師如来坐像が50年に1度の御開帳の期間になるということで、バスツアーで行きました。



山寺への入り口。ここよりも相当前の宝珠橋のところから列が出来ています。


 50年に一度の御開帳ということで、実に混んでいました。本堂で薬師如来像を拝むためには3時間待ちという話でしたが、私達が並んだ時間帯はやや空いたようです。それでも2時間近く列に並びました。



根本中堂の前

  秘仏の薬師如来像は、少し険しいようなお顔をしていました。如来像というと半眼の坐像をイメージしますけど、しっかりとこちらを観ていたような気がします。千二百年前から絶えることなく灯されてきたという御灯明が、如来像の左右に有りました。



ここで「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」と詠んだという松尾芭蕉の像
  
   立石寺はとても広いお寺で、山門から大仏殿まで石段を延々と登っていかなくてはなりませんが、到底そんな時間もなく、せみ塚まで行ってから戻りました。


まだまだ登りはじめです。

 結構きついバスツアーでしたが、なかなか有意義な一日を過ごせました。


 坂東三十三ヶ所観音霊場巡りも再開しないといけませんね。


2013年5月11日土曜日

「国宝 大神社展」

 東京国立博物館で開催中の「国宝 大神社展」を観に行きました。

 先週の上野はGWと言うことも有って混んでいましたが、今日は天気も悪いし先週とは雲泥の差でした。但し西洋美術館の「ラファエロ展」は先週と変わらない混雑ぶりに見えました。人気あるんですね。

 大神社展は然程混んでいませんでした。

 丁度開場する頃に着いたので、入場する時は少し並びましたけど、いつもの展覧会だともっと混んでいる感じです。でも中身はなかなか濃くて、面白い展覧会でしたね。

 国宝や重要文化財が数多く展示されていて、見る機会が中々ないような物が多かったと思います。あまり混雑していないので、じっくりと見学が出来て良かったですね。

 お寺には仏像があってよく見かけますが、神社に神像があるかどうかよく知らないし、実際に神社で神像を見た記憶というのは殆どありません。そもそも神様の像というと、大黒様とか恵比寿様とか七福神くらいしか思い浮かびませんけど、この展覧会では神社に納められている神像がいくつか展示されていました。神社のご神体というと人間の形をしていないものが多い印象ですから、意外と知らないものですね。

  古事記や日本書紀の写本も珍しい気がしましたが、私は春日大社の使いである鹿をかたどった金銅製の「春日神鹿御正体」という鹿の像が良かった。ちょっと「もののけ姫」を連想しました。


  こういう日本古来のものを展示する展覧会を見ると日本人であることに誇りを感じます。素晴らしかったです。  

2013年5月4日土曜日

ラファエロ展とレオナルド・ダ・ヴィンチ展

 上野の国立西洋美術館で開催中の「ラファエロ展」に行きました。

 9時30分からの開場に少し前に着きましたけど、既に長蛇の列で少し驚きましたが、会場内で見えないという程でもありませんでした。

 ラファエロと言えばルネサンスを代表する画家ですけど、大規模な「ラファエロ展」はヨーロッパ以外で開催されたことがないそうで、そう言えばあまり本格的にラファエロの作品を見たことがありません。今回の展覧会では23点の油絵と素描が公開されています。

 今回は「大公の聖母」や「聖ゲオルギオスとドラゴン」などを始めとして充実した作品が展示されています。

 但し正直言うと、私自身はある程度の出来栄えであれば、あの時代、あの様式の絵画を見て作者が分かるとは思えません。セザンヌとルノワールの区別がつくほどには、レオナルド・ダ・ヴィンチとラファエロの違いは分からないような気がします。そこが少し残念です。

 16世紀に描かれた絵画でも随分とキレイに保存されているんですね。

 なかなか良かったです。


 ラファエロ展を見た後、韻松亭で食事をして、東京都博物館に「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」 を見に行きました。

 こちらも中々の盛況で、入場制限をしていました。

 ただ、こちらはレオナルド・ダ・ヴィンチの書いたメモや素描などの展示が多く、絵画等の芸術品は少なかったですね。

 歴史的な価値があるものを見ている実感はあるものの、面白かったかと問われれば、う~ん、どうなんだろう。


 しかしもう歳です。疲れました。




 

2013年5月3日金曜日

足利フラワーパークに行きました。

 朝早起きして、藤の花がキレイに咲いているという足利フラワーパークに行ってきました。

 丁度シーズンということも有って7時開園ということで、そのくらいの時間に着くように家を出て7時5分位に着いたのですけど、駐車場が既にいっぱいなので驚きました。それでも車は止められましたけど、もう少し遅く行ったらキツかったかも知れません。

 去年も同じような時期に行きましたけど、去年は藤は終わっていました。でも今年は丁度良かったみたい。その分入園料は高くて、大人一人1600円でした。





  当然のことに園内には人が大勢いましたが、流石に7時では混雑してどうしようもないという程ではありませんでした。

 藤は圧巻でしたね。すごくキレイでした。





 足利フラワーパークには何度も行きましたけど、あれほど沢山の藤があるとは知りませんでした。冬のイルミネーションもキレイですけど、藤の木に多分飾り付けしていたんでしょうね。

 正直言って混雑しているだろうし、そんなに早起きしてまで見る価値があるかなと思っていましたが、予想していた以上に良かったですね。トチオトメのソフトクリームも美味しかったし・・・。







2013年4月28日日曜日

映画「ヒステリア」

 映画「ヒステリア」を観ました。

 バイブレータ誕生秘話を描いた、イギリス映画の風味が強く感じられるユーモラスな実録ドラマ(本当なのかな?)。予想していた以上に面白かったです。


 ヴィクトリア朝のイギリス・ロンドン。先進的な治療を行いたい生真面目な青年医師グランビル(ヒュー・ダンシー)は、保守的な病院長の元では長続きせず、どの病院も短期間で馘首になってしまう。

 今度こそ気持ちを切り替えてと就職活動に邁進するものの、今までの経歴から彼を雇う病院は見つからない。そんなグランビルを雇ってくれたのは、婦人科の医師で上流階級の女性のヒステリー治療を専門に行なっているダリンプル(ジョナサン・プライス)だった。

 女性の秘所をマッサージすることでヒステリー治療を行うダリンプルの診療所は大繁盛。若くてハンサムなグランビルも人気を博し、ダリンプルの次女エミリー(フェリシティ・ジョーンズ)と婚約をするまでになるが、女性の自立を目指して福祉施設を運営するダリンプルの長女シャーロット(マギー・ギレンホール)に骨折した労働者階級の女性の治療を頼まれた事から、シャーロットの生き方に惹かれていく。

 そうした中、あまりに多くの女性の治療を続けた為、グランビルの腕は動きが鈍くなって治療に失敗し、ついに診療所を解雇されてしまう。


 大人の玩具誕生を描いた実話物語と聞いていましたが、どちらかというとメイン・テーマは男性に従属するものと考えられていた女性の自立の物語のようです。

 火の玉のような性格のシャーロットがふと見せる仕草はなかなか愛らしく、結婚はしたいけど対等なパートナーでなければイヤだという言葉が、この映画の主題を良く表せています。


 あまり評判になっていないけど、ユーモアがあって明るくて主張がハッキリしていて、面白い映画ですね。




2013年4月27日土曜日

映画「ジャックと天空の巨人」

 映画「ジャックと天空の巨人」を観ました。

 むかし、修道士たちが魔法の豆の木を植えたところ、それが巨大化して天空に伸びていき、天空から豆の木を伝わって巨人たちが降りてくる。巨人たちは国を荒らし人間を食べ多大な損害を与えたが、巨人の心臓から作った冠を持った王が彼らを従わせ狼藉を止め、巨人たちを天空に戻した上、豆の木を切り倒して地上に平和を戻した。

 ベッドの中でそんな説話を聞いている農家の少年ジャックと城の王女イザベルを映すところから物語が始まります。そしてその10年後、伯父に引き取られたジャック(ニコラス・ホルト)は馬を売りに城に行き、そこで平民に紛れて芝居を観ていた王女イザベル(エレノア・トムリンソン)と知り合います。折しも王女の婚約者ロデリック卿(スタンリー・トゥッチ)は古の豆の種と巨人を従わせる冠を王の墓から取り出し、巨人たちを使って王国を支配しようと計画を立てていた。


 あの「ジャックと豆の木」を下敷きにした大作ファンタジィ映画といったイメージを持って観に行きましたけど、もう少し込み入った粗筋で、迫力があってスペクタルなアクション・ファンタジィに仕上がっていて面白い娯楽作です。何だか観ていて進撃の巨人と天空の城ラピュタを連想してしまいました。 

 日本語吹き替え版の2D作品を観ましたが、日本語吹き替え版だと会話が子供っぽい印象がして、ここが少し残念。あとラストが現代のイギリスに繋がっていって、素直に異世界ファンタジィで終わらせた方が良かったように思います。

 
 でもこういう作品は私は結構好きです。




2013年3月30日土曜日

オズ はじまりの戦い

 映画「オズ はじまりの戦い」を観ました。

 フランク・ボーム原作のファンタジィ「オズの魔法使」の前日譚を描いたディズニー映画です。

 主人公は身勝手なペテン師で、女好きで調子が良いマジシャンのオズ(ジェームズ・フランコ)。移動サーカスの手品師だが、サーカス内でのトラブルから気球に逃げ込んだところ、突如発生した竜巻に巻き込まれ、気がつくと魔法の国オズに漂流していた。

 そこは前王を騙して倒した邪悪な魔女が支配する世界で、魔女の圧政に苦しむ人達はオズと同じ名前を持つ魔法使いが現れ、邪悪な魔女を倒して世界を救ってくれると信じている。川に浸かって途方に暮れた時に西の魔女セオドラ(ミラ・クニス)と出会ったオズは、この世界の事情も分からずに自分を魔法使いと偽り、セオドラはオズを世界を救う魔法使いで王になる人だと誤解して、オズを姉エヴァノラ(レイチェル・ワイズ)が支配しているエメラルド・シティに連れて行く。

 エメラルド・シティでエヴァノラから、邪悪な南の魔女グリンダ(ミシェル・ウィリアムズ)を倒し、王になるように頼まれたオズは、グリンダの住む森に向かうのだが・・・。


 オズが手品師として暮らしている現実世界はモノクロで始まり、流された魔法の国からカラーに変わります。よく使われる手法ですけど、魔法の国の鮮やかさを巧みに表現していましたね。私は2Dで観ましたが、3Dなら.一段と映えるのではないかと思いました。

 物語は小悪党的な人物だったオズが、魔法の国で自分の生き方を見つめなおして変わっていく様を描いて、如何にもディズニー映画らしい展開が観ていて心地良い感じです。スペクタルも素直に見ていられるし無難な展開も好きです。流石にサム・ライミ作品だと思うような楽しめる作品で、私はとても面白かったですね。




2013年3月24日日曜日

古河総合公園の桃

 今日は早起きして、茨城県古河市の古河総合公園に桃を観に行きました。

 天気は小雨が降っているかいないかといった感じで今ひとつでした。しかも行った時間も早かったので空いていました。桃はほぼ満開でとてもキレイでしたけど、やや峠は過ぎたでしょうか。




 しかし昨日は桜で今日は桃。桃の方が色がハッキリしている分鮮やかですね。

 この古河総合公園は「メリナ・メルクーリ国際賞」を日本で初めて受賞した公園ということで、なかなか良いところです。今日は桃を見に行っただけなので、じっくりと園内を見て回ったわけではありませんが、空いていればゆっくりとするのも良いところですね。




  おそらく桃花は今週がピークでしょうから、来週になれば散っているんでしょうね。まぁ花が散ったすぐ後も花の絨毯のようで風情がありますけどね。




 

2013年3月23日土曜日

権現堂の桜

 今日は幸手権現堂に花見に行きました。

 東京・上野は今が満開のようですけど、権現堂はまだ5分から8分咲きと言ったところでしょうか。まだ少し早いようです。例年開催される桜まつりもまだですし、人通りもそれほどでもなく、露店も閉まっていました。




 桜まつりといえば、権現堂堤周辺を走る「さくらマラソン」に、今年は公務員ランナーとして人気の川内優輝選手が参加するらしいですね。まぁ川内さんは幸手の隣の久喜市(旧鷲宮町)の人ですから、それ程違和感はありませんが、4月7日の開催日までには桜はおそらく散っているでしょうね。




 権現堂の桜は毎年見ていますけど、桜のピンクと菜の花の黄色のコントラストが本当にキレイですね。

 昔は今ほど整備されていなくて、知る人ぞ知る桜の名所的な場所でしたが、最近名前が知られてきて混むのが個人的には残念です。



2013年3月10日日曜日

宝塚月組公演「ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編」

 東京宝塚劇場に月組公演「ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編」を家内と一緒に観に行きました。

 私がベルバラのオスカルとアンドレ編を観るのは、朝海ひかる主演の雪組公演以来ですが、この作品は宝塚歌劇団の定番中の定番ですね。一番宝塚らしい作品だろうと思います。

 今回私が観た公演では主役オスカルが明日海りお、アンドレが龍真咲でしたが、この二人は役替わりで、家内が娘と観に行った時は逆だったそうです。

 元々がドラマチックなフランス革命前夜を舞台にしたマンガが原作ですが、いくら男子が生まれなかった軍人の家系の伯爵家であろうとも、娘を男性として育てるというのは荒唐無稽だし、男装の麗人オスカルが貴族の圧政に苦しむフランス国民の側に立つというのもありえない話だけど、宝塚歌劇で観ると違和感を感じないのがすごいです。世界広しと言えども、こういう劇団は宝塚だけだと思います。

 
 全体的に皆さん歌が上手で、主演の二人がハモルあたりもなかなか良かったですね。

 けっこう評判になっているラスト・シーンでのガラスの馬車登場も宝塚ならではです。笑っても良い演出という気がしますけど、実際に生で観ていると不思議とそんなにおかしくない。

 宝塚のあの空間は本当に夢の世界なんですね。今回の公演で特に強く思いました。