2016年7月23日土曜日

ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち

 六本木の国立新美術館で開催中のヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たちを観に行きました。

 ヴェネツィアのアカデミア美術館の所蔵品による展覧会ということで、本邦初だそうです。

 ルネサンス期のヴェネツィア絵画がテーマで、15世紀から17世紀初頭までのヴェネツィア・ルネサンス絵画約60点が展示されている展覧会で見ごたえがありました。

 ただ残念ながら、あまり日本では馴染みのない画家が多くて、特に絵画に造詣が深いわけでもない私には、ジョヴァンニ・ベッリーニやティツィアーノと言われてもピンと来ません。フィレンツェのルネサンスの巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロなら知らない人が居ないと思いますが・・・。

 展示された多くの作品は宗教画で、特に今回の展覧会の目玉でサン・サルヴァドール聖堂の祭壇画、ティツィアーノの「受胎告知」などを観ると、何となく敬虔な気分になるから不思議です。

 ルネサンス期の絵画というと、何となく暗い色調の絵画を連想してしまうのですが、ジョヴァンニ・ベッリーニの「聖母子(赤い智天使の聖母)」がそうであるように、意外と明るい色彩の絵画が多くて、保存が良いのか修復がされているのか、15世紀に描かれた作品とは思えません。

 あまり知名度がないので、空いている展覧会でしたが、ゆったりと鑑賞出来たし、なかなか良かったですね。





2016年7月18日月曜日

映画「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」

映画「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」を、4DX-3Dで観ました。

地球侵略を試みる絶対的な力を持つエイリアンに対峙する人類の姿を描いた1996年のSF超大作「インデペンデンス・デイ」の続編です。







からくもエイリアンを退けた勝利の時から20年後の世界が舞台です。

前回の闘いを教訓にして、地球防衛システムを整備した人類。その戦勝を祝う記念する日に、以前にも増した戦力で宇宙からの侵略者が再び地球に襲いかかる、といった内容のSFアクションです。

相変わらずのアメリカ至上主義に加えて、中国に気を使った配役と設定が気になりますが、SFアクションとしてはFSXの出来栄えも凝っているし悪くはないと思います。

但し、作品の中身が空虚すぎる・・・。細かいことにこだわらずに素直に楽しめば良い類いの映画なのは百も承知だけど、ここまで来るとどうなんだろう。

荒唐無稽は前作も同じですけど、前作はそれなりに筋が通っていたと思います。

しかしこの作品は、20年前の事件を引きずり過ぎなのか、全体的に散漫な印象になってしまい、中身が薄い大作映画になってしまった印象です。宇宙最強とも言えるような凶悪なエイリアンに、数機の宇宙船パイロットたちが気持ちだけで戦いを挑んで勝利するなんてすごすぎる。

私は、いわゆるゲーム酔いをするタイプで、マリオカートで気持ち悪くなってしまいます。正直言って普通の2Dで観たかったのですが、諸般の事情で4DX-3Dで観ざるを得なりました。

はじめの数分で、座席はちょこちょこ動くし、こりゃダメかもと思いましたが、観ているうちに慣れました。この程度だったら問題ないですね。

それが分かった事が収穫です。

続編がありそうな終わり方ですけど、期待できるのかな?





2016年7月9日土曜日

宝塚雪組公演「ローマの休日」

 赤坂ACTシアターに宝塚雪組公演「ローマの休日」を観に行きました。

 ヨーロッパ各国を歴訪中の某国の王女とアメリカ人新聞記者との1日の恋を描いた、グレゴリー・ペックとオードリー・ヘプバーンが主演したウィリアム・ワイラー監督の名作映画を宝塚がミュージカル化した舞台です。

 概ね原作通りに展開する物語で、元の映画がロマンチックな名作映画として高い評価の作品だけに、どうなんだろうと思って観ましたが、意外と悪くない、というか予想していたよりも面白かったですね。

 グレゴリー・ペックが演じたジョー・ブラッドレー役は早霧せいなで、どうしても名優グレゴリー・ペックの重厚さや味わいは出せていないと思いますけど、宝塚の男役としてはまずまずの雰囲気だったように思います。

 この作品の主役は、どうしてもアン王女になってしまいますが、どこか浮世離れした純粋無垢な少女のような女性を演じた咲妃みゆが、意外と違和感がなくて良かった。

 少しせつないロマンチック・コメディに仕上げたミュージカルで、こういう雰囲気は宝塚歌劇らしくてまずまず楽しめる舞台でした。


2016年7月2日土曜日

ほえみの御仏展と古代ギリシャ展

 上野の東京国立博物館にほえみの御仏展古代ギリシャ展を観に行きました。

 本館で開催されているほえみの御仏展は、奈良中宮寺門跡の国宝・半跏思惟像と、韓国の国立中央博物館所蔵の国宝78号・半跏思惟像の二体の仏像のみを展示した展覧会です。

 この二体の公開だけで一般の入場料が千円だから、随分とコストパフォーマンスの悪い展覧会ですね。

 更にこの展覧会の影響なのか、東京国立博物館に入館する際に手荷物検査が実施されていて、国立博物館で手荷物検査というのは、私は初めての経験でした。

 半跏思惟像とは、片足を膝に乗せ、手を頬に添えて、何か物思いにふける仏像のことですが、韓国の仏像は銅造でサイズはやや小さめ、6世紀に作られたもので、中宮寺門跡の仏像はクスノキで作られた仏像で7世紀のものです。

 仏像の顔立ちや姿にそれほど大きな違いはなく、解説がなければ、どちらがどちらの国の物かという事が分からないくらいです。

 例えばインドの仏像になると、明らかに日本の仏像とは違っていますけど、日本と韓国ではそこまでの違いはなかったですね。

 仏像二体を見ただけなので時間はかからなかったけど、国宝の仏像をこうして間近に見る機会はないと思いますので、なかなか良かったです。





 平成館の古代ギリシャ展は、内容が濃い割には意外と空いていました。

 「古代ギリシャ世界のはじまり」から「ヘレニズムとローマ」まで8章に分けたテーマに沿って展示されています。紀元前6800年~紀元前300年くらいまでの長い期間の物が展示されていて、ギリシャ文明の奥深さを感じる内容です。

 壺や盃、土器、人物・神々の像、装飾品、貨幣などが多く展示されていますが、展示物から当時のギリシャ人たちの生活を垣間見れるような内容になっていて、興味深かったですね。

 あまり混雑していないので、ゆったりと見学できるのも良かった。